アスレチックスが二刀流の森井翔太郎選手とのマイナー契約を発表 「レッズのデラクルスがお気に入り」

アスレチックスの球団公式インスタグラム（＠ａｔｈｌｅｔｉｃｓ）より

　米大リーグ公式サイトは１５日（日本時間１６日）、高校通算４５発の強打者で、投手としても最速１５３キロを誇る東京・桐朋高の森井翔太郎選手とのマイナー契約を発表。契約金は１５１万５００ドル（約２億３５６４万円）。

　国際アマチュア市場がスタートしたこの日、アスレチックスは早速、投打に二刀流の森井との契約を発表。公式サイトには森井が契約書にサインする姿が掲載された。

　アスレチックスのＤ・ファインスタインＧＭ補佐は「我が球団にとって歴史的な日。翔太郎はメジャーリーグのチームと直接契約した最初の、そして数少ない日本人高校生選手の一人。両方のポジションで十分な練習を積めるようなプランを立てている。マイナーリーグでの翔太郎の投球と打撃を見るのが楽しみです」と二刀流容認の方針を明かした。

　森井は「シンシナティ・レッズのエリー・デラクルスが私のお気に入りの選手。彼はとても速く走り、パワーがあり大好きです」と目標の選手として昨季の盗塁王の名前を挙げた。

　森井は昨秋のドラフト会議前には、国内１２球団に米球界挑戦の意志が固い旨の文書を送付。指名しないよう理解を求めてきた。あるＮＰＢ球団のスカウトは「本来ならドラフト１位で消えただろう」と明かしていた。３年後にラスベガスの新球場に本拠を移すアスレチックスのニュースターを目指して、挑戦が始まる。