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特別表彰は再投票で富沢宏哉氏 プロ野球審判員では9人目の殿堂入り

スポーツ報知 / 2025年1月16日 15時30分

1967年の巨人・阪急の日本シリーズで球審を務めた富沢宏哉氏(左は長嶋茂雄)

 今年の野球殿堂入り通知式が16日、都内の野球殿堂博物館で行われ、野球の発展に寄与した人物を対象とした特別表彰では、元セ・リーグ審判員の富沢宏哉氏の殿堂入りが決まった。

 1931年生まれで現在93歳の富沢氏は、55年にセ・リーグ審判員となり、89年まで35年間で歴代2位の通算3775試合に出場。王貞治が世界記録の通算756号を放った77年9月3日の巨人―ヤクルト戦(後楽園)では球審を務めている。現役を退いた後は野球規則委員、全日本野球会議審判技術委員などを歴任した。元プロ野球審判員の殿堂入りは、昨年の谷村友一氏に次いで歴代9人目となる。

 プロ、アマ団体の役員や野球関係の学識経験者による特別表彰委員会では、1回目の投票で該当者がいなかったが、得票数上位3人による再投票で富沢氏の殿堂入りが決まった。

【特別表彰投票結果】

※数字は得票数。当選必要数は10。

富沢宏哉 9

尾藤公 7

宇佐美徹也 6

鈴木義信 4

大和球士 4

宮井勝成 3

金子鋭 2

高橋昭雄 2

斎藤三郎 1

近藤兵太郎 0

【再投票】

※◎は殿堂入り

◎富沢宏哉 12

尾藤公 7

宇佐美徹也 6

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