【日本ハム】万波中正が米武者修行で打撃改善 今季目標にＭＶＰ「数字の目標は萎える」

犬用のフリスビーを使って打撃練習を行う万波中正（カメラ・川上　晴輝）

　日本ハムの万波中正外野手が１６日、千葉・鎌ケ谷の球団施設で自主トレを公開。米アリゾナへの武者修行から取り組む打撃改善の一端を披露し、今季の目標にはＭＶＰを掲げた。

　打撃練習では三角のフリスビーを使い、手首の返りが早い悪癖を修正するなど工夫を凝らしたメニューを消化した。今月６日から約１週間、米アリゾナの施設を訪れ打撃指導を受けた。「数値を一切測ってなくて、本当に技術的なことを。数値ばっかり見て、僕もやってたんですけど、それによって起きるよくない動きもある。体振って出した速い数値とかより、いいメカニックだったりいい動きを大事に教える人。映像を横で撮って、ちょっと打っては見て、それでいろんな方法で（修正する）。数値は使ってないですけど、映像とかで気になるところもいっぱいあって、大きくよくないところが４つぐらいあって、大変でした（笑）」と振り返った。

　キャンプでは、腰を据えて打撃の改善に取り組むつもり。その上で、今季の目標を聞かれ「ＭＶＰ取りたいなというのがあって、優勝チームから基本的にＭＶＰ選ばれるんで、優勝して個人的にはそこ取れたら最高かなと思っている。全試合出て、優勝して、ＭＶＰ取るっていう、これが今年の３つの大きな目標かなと思います」と語った。

　数字の目標ではない理由を聞かれると「数字の目標は萎えるんですよ。４０本絶対無理やんって（笑）。本当は（ホームラン）４０本打ちたいし、５０本でも６０本でも打ちたいですけど、去年とかそうだったんですけど、前半で結構届かないのが見えてきたときに、精神的にきつかった」と説明していた。