LAギャラクシーDF山根視来が2シーズン目へ渡米「新しいチャレンジができる」 吉田麻也からの金言も明かす
スポーツ報知 / 2025年1月16日 17時7分
米プロリーグMLSのLAギャラクシーに所属する元日本代表DF山根視来(みき、31)が16日、渡米前に羽田空港で取材に応じた。川崎から加入し、移籍1年目となった昨季チームは6度目のリーグ優勝を果たした。自身はプレーオフを含め38試合に出場し、前日本代表主将のDF吉田麻也とともに大きく貢献した。
1年目のシーズンを振り返り「結果的には優勝できて最高の結果だった。一度優勝すると相手のモチベーションも変わってくるのは経験済みなので、より難しくなるが、新しいチャレンジができるかなと思う」と語った。初の海外挑戦で年間を通して感じたリーグの特徴を踏まえ「個人の能力を出して戦うリーグだなと感じた。アウェーでは(移動、環境面の違いもあり)なかなか勝てない。みんな動けていない試合もある中で、最低限ここだけはというプレーをする時間帯とかは見極めて、考えるようになった」と分析した。
チームメートで先輩でもあるDF吉田から学んだ部分も多く、「1年間一緒にやって、この人は自分と向き合い続けて、今までのキャリアを築き上げた人なんだなと、すごく感じた。天性の能力だけでやっているわけではなく、コンディションに気をつかい、それを続ける忍耐力もある。すごく勉強になり、イメージが変わった。行った当初、僕がまだアジャスト(順応)できていない時に『最低限のレベルは常に一定にそろえておかないといけない』という話をしてもらった」と感謝した。
自身の成長した面についても充実した表情で口にした。「行く前に、フロンターレである程度キャリアを築いて、ピッチの外でも当たり前のように自分がプレーに集中しやすい環境を作ってくれる人たちがいて。(今は異国の地で)自分の中ですごく真っ白な状態に戻ったというか。サッカーにおいても私生活においても、先入観みたいなものがない。(安定した場所に居続けることを)壊したかったというのもある。多角的に自分のことを見たときに、すごく満足している。最初はストレスがあったが、ポジティブに。ストレスが掛かっているときは成長するタイミングだなって。それをこの年齢で経験できている」と語った。
チームの始動は18日。山根は「優勝であったり、オールスター、ベストイレブン(選出)も経験したい。代表に入りたいし、サッカーをもっとうまくなりたい。MLSからでも、そういう(選ばれる)選手が出てきた方が、より日本人の目も向くのかなと思う」と決意を持って2年目のシーズンへ向かう。
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