北口榛花 日本スポーツ賞大賞受賞「過去の自分を超えられるように」東京世界陸上で２連覇誓う

日本スポーツ賞の大賞を受賞しトロフィーを手に笑顔の北口榛花（右）と贈呈者の山口寿一・読売新聞グループ本社代表取締役社長（カメラ・三須　慶太）

　第７３回日本スポーツ賞・第８回日本パラスポーツ賞（読売新聞社制定）の表彰式が１６日、都内ホテルで行われ、陸上女子やり投げで昨年のパリ五輪金メダルの北口榛花（ＪＡＬ）が大賞を受賞した。白のスタイリッシュなスーツで登壇した北口は笑顔で表彰状などを受け取り、「２０２４年はオリンピック、パラリンピックがあった中、たくさんの選手が活躍された中で大賞に選んでいただいて、光栄に思っています」と喜びを語った。

　パリ五輪で金メダルを獲得し、世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ・ファイナルでは２連覇を達成。結果を見れば順風満帆だった昨シーズンだが、「周りからみると満足のいく年だったんじゃないかなと思われがちなんですけども、やはり陸上競技は記録との勝負であるという風に、自己記録を更新できたなかったからこそ感じた１年でもあった」と振り返る。

　今シーズンは自身の持つ日本記録（６７メートル３８）更新と、９月の東京世界陸上２連覇を目指してさらに鍛錬を進める。「常に自分を新しく、そして過去の自分を超えられるように。今年、東京で（９月に）世界陸上があります。ぜひみなさん会場に足を運んで日本の選手、陸上選手を生で応援してくださるとうれしいです。私もそこでまた金メダルを取れるように頑張りたいと思います」と決意を新たにした。