王鵬が大関・大の里撃破で無傷の５連勝 場所前の稽古でも手合わせ「よく稽古を買ってもらった」本場所で“恩返し”

王鵬（左）は、立ち合いで大の里を攻める（カメラ・佐々木　清勝）

◆大相撲　▽初場所５日目（１６日、東京・両国国技館）

　西前頭３枚目・王鵬（大嶽）は、大関・大の里（二所ノ関）の圧力に後退したが、土俵際で横に動いて送り出し。幕内では自己最多タイとなる初日から５連勝となった。「まっすぐ下がっても仕方がない。土俵の円を使う稽古はいつもしているので」と、うなずいた。

　大の里とは場所前の佐渡ケ嶽部屋の出稽古でも手合わせがあり、これまで稽古場で指名を受けることも多かった。「よく稽古をかってもらえている。稽古場と場所は違うが、嫌がられているのでは」と、本場所の土俵で恩を返した。