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【日本ハム】ドラフト6位右腕・山城航太郎が大先輩の金言を胸にプロ初シーズンに挑む「まだまだ成長しないといけない」

スポーツ報知 / 2025年1月17日 5時30分

室内のブルペンで投球練習をする山城(カメラ・川上 晴輝)

 日本ハムのドラフト6位右腕・山城航太郎投手(22)=法大=が16日、大先輩の金言を胸にプロ初のシーズンに臨むことを明かした。法大OBでもある稲葉篤紀2軍監督(52)が、講義の中で語った「結果を考えない」という心の持ちように感銘を受けた。この日、千葉・鎌ケ谷で行われた新人合同自主トレでは、初のブルペン入り。内容はよくなかったが、失敗も経験と受け止めながら大きな成功へとつなげていく。

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 新人のトップを切って、山城は浅利と共に初のブルペンに入った。じゃんけんに敗れトップは浅利に譲ったが、捕手を立たせたまま真っすぐだけ20球。やや抜ける球も目立ち「あんまり良くなかったです。指のかかりが。自分は感覚派なんですけど、指のかかりが良くなかったので、抜けてもいいから上の方狙ったり、リリース早めたりはしました」と冷静に振り返った。

 うまくいかないときこそ、救われる教えがある。新人合同自主トレが開始された直後の講義で、稲葉2軍監督の言葉が胸に刺さった。勝負を左右する場面での心の持ちようについて「自分は、自分のいいボールを思い描きながら投げたりする。稲葉監督は『結果を考えない』と。そこは新しい発見だった」。結果にとらわれないメンタルの重要性が、大きな学びとなった。

 その言葉があったから、うまくいかなかったときも前向きに受け止められる。初のブルペンは反省点が残ったが「プロに入って気持ちの部分というのが悩みでもあったので、そこはすごくためになった。自分はこんなもんだからまだまだ成長しないといけないって思ってる部分があるので、悪かったですけどがっかりというよりはって感じです」と語った。

 初めて迎えるキャンプ、オープン戦へ向けても気持ちは整っている。「キャンプに行って学ぶことがたくさんあると思うので、オープン戦で悪い結果を残したとしても、それが自分に対してのプラスになればいいと思っている。そういう経験をたくさん今のうちにしたいので、それが短期的な目標です」。成功も失敗も次への糧とし、気負うことなくルーキーイヤーへ挑む。

  ◆山城 航太郎(やましろ・こうたろう)2002年9月3日、福岡生まれ。22歳。福岡大大濠高では山下舜平大投手(オリックス)と同期。野手として活躍していたが、2年から投手も兼任。法大進学後、投手に本格的に転向した。3年秋にリーグ戦デビューを果たすと、4年秋にはリリーフで7試合に登板。初勝利も挙げた。最速154キロの真っすぐとカットボールが武器。183センチ、84キロ。右投右打。今季年俸は770万円(推定)。

 〇…ドラフト3位の浅利太門(22)=明大=も初のブルペン入りした。捕手を立たせ、直球のみ20球を投じた。「キャッチボールで感覚が良かったので、その感覚を維持して投げられた」と好感触。「自分は不器用なので」と全球をセットポジションで投げた。また、「クイックの方が簡単だから」とクイックでも力強い球を披露。大学時代は、救援としての登板が多かった右腕は「チームで必要な場所で」と場面を問わず腕を振る。

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