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ヤマハ・西村進之介外野手が今秋のドラフト指名へ向け猛アピール…専大時代の指名漏れリベンジへ「狭き門なのを自覚してやらないと」

スポーツ報知 / 2025年1月17日 7時20分

今秋ドラフトでの指名へ意気込みを語ったヤマハの西村(カメラ・伊藤 明日香)

 今秋のドラフト会議に向けて、静岡県内の有力選手たちが新年のスタートを切った。ヤマハ・西村進之介外野手(23)は、大卒2年目でドラフト指名が解禁される。昨年9月のU―23W杯で日本代表の世界一に貢献。専大時代に指名漏れした2年前のリベンジへ、猛アピールする。

  指名解禁となる西村だが、ドラフトには忘れられない記憶がある。「人生で一番苦しかった瞬間」。それは23年10月26日の会議当日だった。上位指名確実だった西舘昂汰投手(23)と専大での記者会見に出席。ヤクルト1位だった同期とは対照的に、名前を呼ばれることはなかった。

 ヤマハ入社当初は、プロに再挑戦する考えはなかった。「大学がラストチャンスと思っていた。だけど、うまくなりたいという思いとともに湧き上がってきた」。昨年は守備を重視するチームで、50メートル6秒0の俊足を生かした守備範囲の広さを武器に、4月から主に中堅でスタメン定着。打順は下位ながら打率3割9厘を残した。申原直樹監督(45)は「今年もスタメンに固定したい」と高く評価している。

 1回戦敗退した昨年7月の都市対抗以降、長打力アップへ打撃フォームを改造した。バットを構える位置を胸の前から耳近くまで上げ、強いスイングを心がけた。同9月に連覇を飾ったU―23W杯(中国)では、全9試合にスタメン出場。3割8分1厘の打率をマークし、社会人になって初アーチも放った。外野手で同世代のENEOS・村上裕一郎(23)らに刺激を受け、バットのボールへの入射角やスイング速度を意識するようになった。

  昨年のドラフトでは、チームから宮崎竜成内野手(24)がロッテ2位で指名を受けた。先輩に続けと「レギュラーで活躍し、最後にドラフト指名されたい」と意気込むが、冷静に現実も見据える。過去10年で社会人外野手が指名されたのはわずか13人。「狭き門なのを自覚してやらないと」。ドラフトの思い出を塗り替えるための重要なシーズンが始まる。(伊藤 明日香)

 ◆西村 進之介(にしむら・しんのすけ)2001年5月30日、愛知・名古屋市生まれ。23歳。栄徳高で3年夏は県3回戦敗退。専大では3年秋に東都大学2部リーグMVP、4年春はベストナイン選出。181センチ、82キロ。右投左打。家族は両親。血液型はO。

 〇…他にも県内には有力なドラフト候補がいる。高校生では、昨秋の県大会と東海大会で打率5割8分1厘をマークした橘木千空一塁手と、投手も兼ねる佐藤大加良二塁手(ともに2年)の常葉大菊川コンビら。大学生では最速146キロ右腕の日大国際・林京平投手(3年)で、大きく曲がるスライダーも武器。巨人に入団した宮原駿介投手(東海大静岡)と同じ個人トレーナーだったこともあり、「自分もプロ入りに続きたい」と意気込んでいる。

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