柚木武 身長196センチの大型新人 敗退も今大会ダブルスで4番目に速いサーブ時速221キロをマーク 全豪オープン
スポーツ報知 / 2025年1月17日 10時24分
◆テニス ▽全豪オープン 第6日(17日、オーストラリア・メルボルン)
【メルボルン17日=吉松忠弘】昨年11月の全豪オープン・アジアパシフィック・ワイルドカード選手権に優勝し、本戦推薦枠で4大大会初出場を果たした男子ダブルスの柚木武(イカイ)、渡辺聖太(橋本総業)組。16日の1回戦で惜しくも逆転負けを喫したが、柚木が大会に大きな爪痕を残した。
身長196センチで、体重は「100キロに行かないようにしている(笑)」で、98キロの巨漢だ。加えて左利きという利点を生かし、現在、ダブルス世界ランキングで144位と日本NO・1だ。31日に開幕する男子国別対抗戦デビス杯対英国戦の日本代表にも、初めて選ばれた。
その柚木が、1回戦で、最速221キロのサーブをぶっ放した。大会第5日の16日が終わった時点で、男子ダブルスでは4番目に速いサーブ。男子シングルスに照らし合わせても、6番目の速さだ。
柚木本人によると、以前、サーブの速さを測定器で測ったことがあるという。その時に出した最速は、驚きの時速228キロだったらしい。今大会に照らし合わせば、男子シングルス、ダブルスともに2番目の速さとなる。
16日が終わった時点での最速サーブは、男子シングルスでは世界30位のジョバンニ・ムペツィペリカール(フランス)が放った時速232キロ。同ダブルスではマーク・ワルナー(英国)の同229キロだ。ちなみに錦織圭(ユニクロ)は男子シングルス127人中、121位の190キロだった。世界最速サーブは、2012年にサミュエル・グロート(オーストラリア)が記録した時速263キロだ。
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