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【京成杯】穴党大注目の千葉厩舎からニシノエージェントが参戦「オーナーに恩返しを」追い切り翌日も状態良好

スポーツ報知 / 2025年1月17日 11時58分

木曜に津村騎手が騎乗して追い切ったニシノエージェント(左、カメラ・荒牧 徹)

◆第65回京成杯・G3(1月19日、中山競馬場・芝2000メートル)

 ニシノエージェント(牡3歳、父イスラボニータ)を送り出す美浦・千葉直人厩舎は開業1年目が9勝。目標としていた二けた勝利には、わずかに届かなかったが、2年目となる2025年は「厩舎一丸で大きなタイトルを目指す」と千葉調教師は意気込む。

 今年は【1 5 0 4】。指揮官の表情には確かな手応えが感じ取れる。先週は、14、8、11番人気の伏兵で2着に好走し、高配当を演出した。「ウチの馬は本当によく頑張ってくれている」と愛馬の健闘を評価しつつ、「スタッフが手を取り合いながら、調教、競馬とチームワークを大事に一丸で取り組んでくれている。いいスタッフが開業メンバーとして集まってくれた」とスタッフへの信頼も好循環を生んでいる。

 より良いものを常に求めて形にしようとしている。「最近は牡馬に太めが目立ったので、冬場は飼料を変えてみた。あとは調教時間を変えたり、何か駄目だと思ったらすぐに」と臨機応変にトライして、積み重ねてきたことが着実に成績に表れてきているように感じられる。

 「ニシノ」や「セイウン」の冠名で知られる西山茂行氏の所有馬で昨年は4勝。「オーナーには開業当初からお世話になっているし、騎手時代や(助手だった)鈴木伸尋厩舎の時も。なんとか恩返ししたいね」。七夕賞、中山金杯に挑んだセイウンプラチナに続き、同オーナーの所有馬で今回が3度目の重賞挑戦となる。

 ニシノエージェントは最終追い切り翌日となった金曜、厩舎回りの運動で体調を整えた。出来は申し分なく、初勝利直後のG3で存在感を示す。

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