横綱・照ノ富士はぶっちゃけオフレコトーク連発だった 歴代大相撲担当記者がねぎらう
スポーツ報知 / 2025年1月17日 18時0分
日本相撲協会は17日、横綱・照ノ富士(伊勢ケ浜)の現役引退、年寄・照ノ富士の襲名を発表。スポーツ報知の歴代大相撲担当記者が引退した横綱をねぎらった。
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何度「書くなよ!」と念を押されただろうか。“ぶっちゃけオフレコトーク”を連発する照ノ富士を取材するのは本当に楽しかった。ただ、報道的に“使える話”はほとんどなく、「毎回、同じことばっかり聞くから取材は嫌い!」とも言い放っていた。だが、その人懐こい性格で、照ノ富士を悪く言う関係者はいなかった。
豪快な一面を見せる一方で、親孝行な心優しい力士でもあった。旧間垣部屋の閉鎖によって移った伊勢ケ浜部屋の稽古は厳しいこともあって、「相撲は好きって感じではなかった」と、何度も逃げ出すことが頭をよぎったという。それでも、「頑張れば幸せがくる、親に恩返しができる、それが喜び」と明かしたこともあった。母国・モンゴルで暮らす両親を思って、土俵に立ち続けた。実際、給料や懸賞金の一部をモンゴルに仕送りしていた。
初優勝して大関昇進を決めた15年夏場所千秋楽。歓喜の瞬間を支度部屋で迎え、目を真っ赤にした照ノ富士の表情が忘れられない。当時、23歳。その後、これだけ苦難続きの相撲人生になるとは想像もしていなかった。16年以降は地位や立場も変わり、大けがなどで苦しんだこともあって、“照ノ富士節”は封印されていたと聞く。苦労多き土俵人生だったとあって、重圧から解放されることを願うばかりだ。(14、15年大相撲担当・安藤 宏太)
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