田口浩正＆芋洗坂係長「テンション」、約３０年ぶりに復活ライブ「当時にタイムスリップした」

ライブ前に取材に応じたテンションの芋洗坂係長（左）と田口浩正

　俳優の田口浩正と、小浦一優ことタレントで俳優の芋洗坂係長によるお笑いユニット「テンション」が１７日、東京・港区の赤坂レッドシアターで、約３０年ぶりとなる単独お笑いライブ「ワルアガキ」（同所＝１９日まで、福岡・ぽんプラザホール＝２月１３～１５日まで）の初日を迎えた。

　「テンション」は、１９８８年に芋洗坂がダンサーとして働いていた六本木のショーパブで、俳優志望の田口と出会い「お互いにないものを持っている」とひかれ合い、８９年に結成。日本テレビ系のネタ番組「ＬＩＶＥ　笑　ＭＥ！」（９０年）では、若かりし頃の「爆笑問題」や「ホンジャマカ」を抑え、５週連続１位に輝くなど人気を博した。ただ、「お互いにやりたいことがあった」ことから、解散こそしなかったものの９３年９月のライブを最後に、活動を事実上休止していた。

　紆余（うよ）曲折ありながらも、今回の復活ライブにこぎ着けた。本番前に田口は「３０年ぶりで稽古とかもしましたが、昔の感じでできました。ブランクはあまりなかった気がします。体や動きが変わったとかありましたが、昔のまんまでした」と振り返った。芋洗坂も「やりだしたらすぐに当時にタイムスリップした感じ。すんなり稽古をして、時が経つのを忘れて稽古しました」と明かした。

　同期のお笑いコンビ「さまぁ～ず」のＹｏｕＴｕｂｅチャンネルに出演するなど、今回の復活にあたり、旧交も温めた。さまぁ～ずの反応について、田口は「自分らのライブと比べて、ダメを出してくれるんじゃないかな。このライブも見に来てくれるのでは。今公演を見て『やっぱテンションすげー！』ってショックを受ければいいね」とニヤリと笑った。