田中将大の巨人実戦デビュープラン 杉内投手チーフコーチが明かす

田中将大

　巨人の杉内俊哉投手チーフコーチ（４４）が１７日、新加入した田中将大投手（３６）の実戦デビューのプランの一端を明かした。一昨年に手術した右肘の状態を気遣いつつ「大体は監督には話はしてますけども、寒い時期は避けたいんでっていうとこですかね。沖縄なのか、３月なのかってとこですね」と温暖な気候のもとでステップを踏ませる考えを示した。

　田中将は春季キャンプはＳ班スタート。阿部監督が以前から話していた通り、宮崎では、的確な指導力で「魔改造」の異名をとる久保康生巡回投手コーチ（６６）に託す方針。「ブルペンは１軍の方で一緒に投げるので、それを確認しながら、肘の手術をしているので回復具合を見ながらですね」と自身も調整をチェックしていく。

　昨季は０勝に終わったが、日米通算１９７勝の経験、実績ともに抜群の右腕の完全復活を心待ちにしている。「スーパーピッチャーなんでね。勝つことを期待してますよ。菅野が抜けてますからね、そこの穴を埋めてくれると助かりますね」とチームの大きな戦力となることを期待した。