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巨人ドラ2・浦田俊輔は2軍キャンプ“川相塾”スタート 阿部監督「上げることは簡単だから」正遊撃候補あえて基礎徹底

スポーツ報知 / 2025年1月18日 5時0分

宮崎春季キャンプは2軍からスタートすることになったルーキーの浦田(カメラ・相川 和寛)

 巨人は17日、東京ドームホテルでスタッフミーティングを行い、2月の春季キャンプの1~3軍振り分けを発表した。阿部慎之助監督(45)はドラフト2位の浦田俊輔内野手(22)=九産大=を当初の1軍プランから「川相さんに見ていただきたい」と2軍スタートに変更。正遊撃手候補の即戦力だが、川相昌弘2軍野手総合コーチ(60)の下で鍛錬して階段を上らせるアベ流の英才教育で、門脇らとのショート争いに刺激を加える。

 先を見据えて柔軟にプランを変更した。阿部監督は当初、キャンプ1軍スタート予定と明言していた浦田を2軍に振り分けた。「川相さんに見ていただきたいっていうのがあるから。しつこい練習をしていただいて、鍛錬させることも大事かなと」。序盤は同じ遊撃で守備の名手・川相2軍野手総合コーチに預ける。川相塾で徹底的に基礎を磨きながら1軍合流時期を見極めることになった。

 俊足の左打者でショートのレギュラー候補にも挙がる即戦力ルーキー。最初から1軍で門脇らライバルと同じ空気を吸う選択肢もある中で、あえて2軍スタートとした。若手強化のために1軍から配置転換となった川相コーチがいるからだ。「良かったら(1軍に)上げることは簡単だからね」。宮崎キャンプは1、2軍とも同じ運動公園内のため、いつでも入れ替え可能。環境をフル活用する。

 現役時代にゴールデン・グラブ賞6度の川相コーチの指導法は反復練習で技術アップに導くスタイル。かつては坂本や岡本も熱血指導し、足を使う意識を高めることで打撃力向上につなげた。浦田とともに、次世代の遊撃手として期待の大きいドラフト1位の18歳・石塚も、まずは2軍で鍛錬を積む。2人の守備を動画で確認した川相コーチは「僕が入団した時より、はるかにうまい」と太鼓判。その上で「一生役立つ基本練習を伝えていけたら。建物で言ったら基礎の部分。“悔い”のないように揺るがない“杭(くい)”を打ち込みます」と得意のダジャレも交えて構想を語った。

 阿部監督は「ショートは決めていない。競争。門脇、泉口、中山らがいるけど、浦田が良ければ使っちゃうかもしれない」と話していた。2月14日から1軍は2次キャンプ地の沖縄・那覇に移動するが、その前に宮崎で1、2軍の若手主体の紅白戦を1試合予定。2軍スタートの浦田にも十分、昇格のチャンスはある。

 今オフはマルティネス、田中将、甲斐らを獲得して大型補強した。阿部監督は山口オーナーから「補強もしっかりできたし、腕の見せどころだってことは言われました」と明かした。13年ぶり日本一へ目指すは新戦力と若手の融合。臨機応変な操縦術でキャンプから新風が吹く。(片岡 優帆)

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