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「最後に対戦したかった」豊昇龍がモンゴルの先輩・照ノ富士から学んだ「気持ち」

スポーツ報知 / 2025年1月18日 6時0分

豪ノ山(右)との立ち合いで頭をぶつける豊昇龍。送り出しで下した

◆大相撲初場所6日目(17日、東京・両国国技館)

 綱とりに挑む大関・豊昇龍が幕内・豪ノ山を送り出し、連敗回避で5勝1敗とした。同じモンゴル出身の横綱・照ノ富士の引退が発表され、自身が横綱昇進を果たせば、来場所での32年ぶりとなる横綱空位は免れる状況の中で勝利を重ねていく決意を示した。

  * * *

 モンゴルの先輩・照ノ富士の気迫が乗り移ったようだった。豊昇龍は5日目の初黒星を引きずらず、厳しい攻めで豪ノ山を送り出した。綱とりに向けて1敗を堅持し「終わったことは終わったことで、今日に集中していけた」と納得の口ぶりだった。

 照ノ富士の引退が発表され「びっくりした」と率直に語った。幕内で過去8戦全敗で「最後に対戦したかった。一緒に土俵に上がれないと思うと寂しい」と喪失感をにじませた。巡業などでも「気持ちの面でも相撲の面でもアドバイスしてくれた。特に気持ちの面を学べた」という。大関から序二段まで番付を落とし、横綱に上り詰めた不屈の精神を「俺だったらできない。(実績を)何もいうことができないよ」と畏敬の念を込めて評した。

 照ノ富士の引退により、93年春場所以降、最低1人はいた現役の外国出身横綱が土俵から姿を消し、一つの節目を迎えた。曙が関脇で初優勝した92年夏場所から先場所までの194場所中、この7人による優勝は118度と実に6割を超える。モンゴル勢5人の優勝合計は95度。朝青龍が大関で初制覇した02年九州場所からの131場所で7割以上を占める。自身が横綱昇進を果たせば、来場所での32年ぶりとなる横綱空位は免れる。「(照ノ富士から)気持ちの強さを学んだ。しっかりと頑張る」と表情を引き締めた。7日目は全勝で同期入門の王鵬戦。新たな使命を背負い土俵に上がる。(山田 豊)

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