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大坂なおみ「できるだけのことはやってきた。前の試合後、悪化した」「サーブが打てていたら優勝できた」 前哨戦で痛めた腹筋のけがが影響 試合中に錠剤服用 全豪オープン

スポーツ報知 / 2025年1月17日 18時8分

◆テニス ▽全豪オープン 第6日(17日、オーストラリア・メルボルン)

 【メルボルン17日=吉松忠弘】2度の全豪優勝を誇る元世界女王の大坂なおみ(フリー)が第1セットを6-7で落とした後、棄権した。元世界4位で、21年東京五輪金メダルのベリンダ・ベンチッチ(スイス)に5-2とリードしたが、体をそらしてサーブが打てなくなり、棒立ち状態。5オールに追いつかれ、タイブレイクを3-7で落とし力尽きた。

 会見はわずか数分に限られた。通常はテニスの会見は、英語の後に、母国語の質疑応答がある。しかし、この日は日本語の質問はなく、3分ほどで終了した。「とてもファンタスティックじゃない。グレートじゃない」。苦笑いしながら、答えた。

 5-2リードから、体をそらしてサーブを打てなくなり、棒立ち状態。そのまま腕だけでサーブをしていたが、5オールまで追いつかれた。何とか第11ゲームはサービスキープをしたが、タイブレイクで力尽きた。「出来るだけのことはやってきた。毎日、治療を受けたり、夜遅くまで時間をかけた。ただ、前の試合(2回戦)の後、間違いなく悪化した」

 しかし、ポジティブなところも見つかった。「もし、私がサーブをきちんと打てていたら、優勝できたかもしれない。けががなければ、もっと上位に進出していた」。それだけに、いつもけがが、いいタイミングで襲うことを嘆いた。

「(前哨戦の)オークランドでもけががなければ優勝できた。それも復帰後、初優勝のチャンスだった。最悪だった」。ただ、腹筋のけがさえなければ、十分に戦えることは示した。どのぐらい回復に時間がかかるかが焦点となる。

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