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大関・琴桜は泥沼の5連敗 誤審の取り直しを生かせず熱海富士に“2度完敗”…取材には2日続けて応じず

スポーツ報知 / 2025年1月17日 19時20分

取り直しの一番で、琴桜(左)はきめ出しで熱海富士に敗れた(カメラ・今西 淳)

◆大相撲 ▽初場所6日目(17日、東京・両国国技館)

 大関・琴桜(佐渡ケ嶽)は西前頭2枚目・熱海富士(伊勢ケ浜)に右四つから左上手をあっさり許すと、力なく土俵割った。熱海富士の完勝かに思われたが、物言い。土俵下の朝日山審判(関脇・琴錦)が琴桜の右足が土俵を割ったと判断して手を挙げたが、実際は出ていなかったとして取り直しに。仕切り直しの一番はもろ差しになったが、両腕を相手にきめて固められて、いいところなくきめ出された。実際には足が出ていなかったが、出ていたと判断してしまった誤審は2012年九州場所9日目の日馬富士と豪栄道の一番以来、約12年ぶりの珍事だった。

 綱取りの期待を背負い臨んだ今場所だったが、自己ワーストタイとなる泥沼の5連敗。熱海富士には幕内で過去7戦全勝としていたが、取り直しの機会も生かせず、まさかの“2度完敗”に終わった。支度部屋では付け人を通じて取材を断った。

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