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熱海富士、誤審による取り直しも大関・琴桜に“2度勝利” 「集中を切らさないようにしていた」

スポーツ報知 / 2025年1月17日 19時55分

琴桜(後方)を極め出しで破った熱海富士(カメラ・宮崎 亮太)

◆大相撲 ▽初場所6日目(17日、東京・両国国技館)

 西前頭2枚目・熱海富士(伊勢ケ浜)は誤審での取り直しにも動じず、琴桜に“2度勝利”した。右四つから左上手を引いて寄り切り。完勝かと思われたが、まさかの展開。土俵下の朝日山審判(元関脇・琴錦)が琴桜の右足が土俵を割ったと判断して手を挙げたが、実際は出ておらず、やり直しに。仕切り直しの一番ではもろ差しを許したが、きめ出しで勝利。幕内で過去7戦全敗と苦手としていたが「初めて勝ててよかった。集中を切らさないようにしていた」と安どした。

 実際には足が出ていなかったが、出ていたと判断してしまった誤審は2012年九州場所9日目の日馬富士と豪栄道の一番以来、約12年ぶりの珍事。幕内後半の高田審判長(関脇・安芸乃島)は「流れの反応で手を挙げてしまうケースもある」と説明した。

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