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【サッカー】神戸・吉田監督「伝えないといけない」武藤「神戸でサッカー幸せ」 阪神・淡路大震災1・17のつどいに選手全員が参加

スポーツ報知 / 2025年1月18日 6時0分

「阪神・淡路大震災1・17のつどい」に参加し、震災発生時刻の5時46分に黙とうしたJ1神戸の吉田監督、選手、スタッフら

 サッカーJ1の神戸は17日、神戸市内の公園「東遊園地」で行われた「阪神・淡路大震災1・17のつどい」に初めて選手全員が参加した。発生時刻の午前5時46分に黙とうし、昨季MVPの元日本代表FW武藤嘉紀(32)は「大きな犠牲があった神戸の地でサッカーをやらせてもらっている。幸せと改めて感じた」と、かみしめた。

 J昇格を目指して、チーム発足後の初練習予定日に地震が起こった。関係者らは練習を中止し、ボランティア活動を行った。当時高校3年生で、兵庫・川西市の自宅で被災した吉田孝行監督(47)は「あの日の揺れは忘れられない。サッカーを通して震災を知らない世代にまで伝えないといけない。亡くなった方の分も、一日一日を大事にして生きないといけないと感じた」と言葉を詰まらせながら、リーグ3連覇に向けて表情を引き締めた。(森脇 瑠香)

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