【阪神】東日本、能登のお手本になるよう…掛布雅之OB会長「心の復興がすごく大切」阪神・淡路大震災への思い語る
スポーツ報知 / 2025年1月18日 5時0分
阪神・掛布雅之OB会長(69)、歌手の南野陽子(57)、タレント・松村邦洋(57)らが17日、神戸市長田区の大正筋商店街で行われた「神戸震災復興フリーライブ ONE HEART~繋げよう未来へ~」に参加。阪神・淡路大震災から30年となる節目の日に思いを語った。
前日の16日には笑顔で野球殿堂入りした掛布氏が、当時の地震発生時間から12時間後の午後5時46分、神妙な表情で黙とうした。大阪府内で震災を経験した30年前は、被災地での炊き出しに参加し、必死にお好み焼きを焼き続けた。「10年、20年、30年といろんな課題が出てくると思う。30年だから分かることもあると思う」と、もう一度、復興のありかたを検証すべきと提言。「我々の阪神大震災というのが(東日本大震災や能登半島地震)一つのお手本になるような復興とか町づくり、建物よりも心の笑顔を忘れさせちゃ駄目なんだと思う。心の復興がすごく大切」と力説した。
兵庫県伊丹市出身の南野陽子は当時、都内に住んでいたが、震災前日までは身内の葬儀で帰郷。翌日、景色が一変した街、同級生らの悲報にショックを受けた。同イベントには10年ぶりに参加。「いろんな困難があっても一歩ずつ歩みを進めていきましょうという歌なんです」と、自身のヒット曲「楽園のDoor」を熱唱した。「20年のときも、そして30年の今日もですけれども、これが40年、50年ずっと続いて、みんなにこの思いを忘れないで、ずっとずっと届けられたらと思っています」と語った。(島尾 浩一郎)
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