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青柳晃洋がポスティング期限迎えるも契約合意発表なし 阪神残留の可能性も

スポーツ報知 / 2025年1月18日 7時1分

青柳晃洋

 阪神からポスティングシステムを行使してメジャー移籍を目指していた青柳晃洋投手(31)が17日(日本時間18日)、米東部時間17日午後5時(日本時間18日午前7時)だった契約期限を迎えたが、契約合意の発表はなかった。すでに契約合意に達し、発表までに時間を要している可能性はあるが、契約合意とならなかった場合には、阪神残留の可能性も出てきた。

 青柳は昨季2勝止まり。31歳と決して若くないことから、12月末の段階では「進展はない。待つしかない」と明かしていた。マイナー契約も辞さない覚悟を示し、「行けなかった場合はタイガースで野球は続くんで」と残留すらも視野に入れていた。8日には静岡・沼津市内で阪神・村上らとの合同自主トレをスタートさせ、「今永や(山本)由伸みたいな(大型)契約ではないと思う。本当に下からはい上がるしかない。高額な条件じゃなくても向こうで勝負したい」と変わらぬ決意を口にしていた。

 帝京大から15年ドラフト5位で阪神入りした変則右腕の青柳は、16年にデビューして1年目から4勝。19年に9勝、20年に7勝を挙げて阪神の先発ローテの中心に成長すると、21年東京五輪の侍ジャパンにも選出され、金メダルを獲得した。21、22年はともに13勝を挙げて、2年連続最多勝&最高勝率の2冠。22年には最優秀防御率のタイトルも手にした。

 23年こそ8勝を挙げたが、24年は12登板のみで2勝止まり。阪神での9年間は酸いも甘いも経験した。MLB挑戦の思いを球団に伝えてきたとあって、「メジャー契約がベストですけど、そんな甘くない。挑戦って気持ちが強い。(阪神に)入団した時みたいに、自分が一番へたくそだと思ったところから上がっていけるように」と、メジャー挑戦を決断。阪神の嶌村球団本部長も「総合的に判断。(今なら)背中を押せる」とポスティング行使を容認した。

 昨年12月29日に大阪・寝屋川市内で開催された野球イベントに参加した際には、野球少年からメジャーで対戦したい選手を問われ「ヤンキースのジャッジです。すごい右バッターなので、勝負したいですね」と目を輝かせた。すでにメジャー球での練習を行い、渡米へ備えていることも明かしていた。

 ◆青柳 晃洋(あおやぎ・こうよう)1993年12月11日、横浜市生まれ。31歳。川崎工科高では甲子園出場なし。帝京大4年秋の首都リーグで最多の6勝を挙げてベストナイン。2015年ドラフト5位で阪神入団。21年東京五輪で金メダルも2登板で防御率27・00。通算9年間で154登板(すべて先発)、61勝47敗、防御率3・08。最多勝、最高勝率各2度、最優秀防御率、ベストナイン各1度。183センチ、83キロ。右投右打。既婚。昨季年俸2億1000万円。

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