早稲田大ア式蹴球部が創部100周年記念祝賀会を開催 川淵三郎氏、西野朗氏、岡田武史氏らが出席
スポーツ報知 / 2025年1月18日 16時23分
早稲田大学ア式蹴球部(サッカー部)は18日、創部100周年記念祝賀会を都内で開催し、元Jリーグチェアマンの川淵三郎氏や、日本代表監督をつとめた西野朗氏、岡田武史氏らそうそうたるOBに加え、日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三名誉会長ら約300名が出席した。
OBから9人の日本代表監督を輩出した名門サッカー部の節目に、98年フランス、2010年南アフリカと2度のW杯で日本代表監督をつとめた岡田氏と、2018年ロシア大会を率いた西野氏が、ともに取材に応じた。西野氏が74~77年、岡田氏が76~79年に在学。ふたりはそろって思い出を語り、岡田氏は「学生時代、西さん(西野)が練習に来たら、女の子がぐるっと1周(見学に)きて、卒業したら誰もいなくなった」と当時の“伝説”を懐かしがった。
現在のチームは関東大学2部リーグに所属。会の中ではJFAの田嶋名誉会長から「やっぱり強くならなくちゃいけない。早稲田のサッカー部が大学スポーツを引っ張っていくんです。100周年の時、2部じゃいけないんです」と苦言も呈された。岡田氏は「それはその年代のやつらだけのせいじゃない。代々いろんなことの積み重ねだから。その年代だけ責めたらかわいそう」とかばった。岡田氏が西野氏に監督就任を勧める場面もあった。
また西野氏は「高1の時、たまたま西が丘に試合を見に行ったら、早稲田の試合でエンジ(早稲田のスクールカラー)にあこがれちゃった。絶対、早稲田に行く、と決めた」と思い出を語った。日本サッカーを黎明(れいめい)期から支えた名門は、現在指揮を執る兵藤慎剛監督(横浜Mなどでプレー)の下、1部昇格を目指して新たなシーズンに挑む。
※ア式は、アソシエーション(集団、組織の意味)。
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