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佐々木朗希 安定した気候のパドレスに資金力のブルージェイズ残るも 夢の「世界一」イメージできるドジャースへ

スポーツ報知 / 2025年1月19日 4時25分

佐々木朗希

 ロッテからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指していた佐々木朗希投手(23)が18日、自身のインスタグラムでドジャースとマイナー契約を結んだことを発表した。大谷翔平投手(30)、山本由伸投手(26)と共闘して黄金時代を築き上げることになった。

 23歳の佐々木はド軍入りを「難しい決断」と表現した。20球団以上が獲得に興味を示すという異例の争奪戦。「25歳ルール」で資金力に劣る球団にもチャンスが出たことが頭を悩ませることになり、最終的にはパドレス、ブルージェイズと3球団が残った。

 サンディエゴが本拠のパ軍は、安定した気候で、ダルビッシュと松井という心強い存在もあった。だが、1月になり、前オーナー・サイドラー氏の死後に経営から排除されたと訴える同氏の妻らが、球団経営権を求めて前オーナーの兄弟を提訴するというお家騒動が勃発。安定した強さを維持できるか、不透明な部分も出てきた。

 30球団屈指の資金力を持つブ軍は、昨オフの大谷争奪戦に続き最終候補に残った。ある球団のフロントによると、ブ軍の日本人スカウトが朗希側と良好な関係を構築しており、通信業の親会社ロジャーズ・コミュニケーションズがカナダの大きな市場で活躍する点も、マネジメント側の魅力になったと推察。一方で、チームが再建期に入りつつあることがマイナス材料になった可能性がある。

 対照的に、短期的にも中期的にも「世界一」をイメージできるのがド軍だ。12年連続のポストシーズンに進出(うち11度地区優勝)し、昨季は世界一。大谷とスミスは33年、山本は35年、ベッツは32年、スネルは29年まで契約を残すなど、多くのスターが長期契約を結ぶ。ロッテでは優勝、日本一は未経験。今後も充実した戦力が保証されているド軍は、ロッテ入団当初からメジャーを夢見てきた佐々木にとって、最も理想に近い球団だったのだろう。

◆25歳ルール

 佐々木朗希のポスティングでは「25歳ルール」という縛りがあった。25歳未満かプロ6年目未満の海外選手との契約では、契約金、年俸込みで最大700万ドル程度に制限され、マイナー契約からスタート。資金も各球団に割り当てられた枠「国際ボーナスプール」内で契約する必要がある。1年ごとに更新される枠は持ち越すことはできず、年俸総額が少ない球団ほど額は大きい。25年度分は1月15日にリセットされるため、朗希の契約もこの日を越えることとなった。

 ド軍の今年度の枠は514万6200ドル(約8億円)で、米報道による契約金650万ドル(約10億円)に足りないが、ボーナス枠はトレードの代償として取引でき、最大、枠の60%まで増額は可能。ド軍もこの日までに若手2選手を放出して枠を獲得し、契約金に充てたとみられる。

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