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相撲にマッチした理想的な体に近くなってきた豊昇龍…元大関・琴風の目

スポーツ報知 / 2025年1月19日 6時10分

豊昇龍は引き締まった表情で支度部屋を引き揚げる

◆大相撲初場所7日目(18日、東京・両国国技館)

 綱取りの大関・豊昇龍が、叔父の第68代横綱・朝青龍をほうふつとさせるスピード相撲で1敗を死守した。第48代横綱・大鵬を祖父に持ち、6連勝中だった西前頭3枚目・王鵬との同学年対決を送り倒しで制し、場所後の横綱昇進へ弾みをつけた。

  *  *  *

 豊昇龍の強さが際立った一番だった。好調な王鵬に相撲を取らせなかった。王鵬より先に動いて、突き刺すような立ち合い。突き離して、突っ張って、右からいなして、王鵬の背中に回って、最後は送り倒した。

 立ち合いは新弟子に教えるような理想的なもの。両脇を締めて、顎を引いて、真っすぐ当たった。足腰の良さには定評があったが、勝ちたい、という気迫と姿勢が足腰の良さをさらに引き出している。まさに「鬼に金棒」。負ける景色も見えないほどだ。

 今場所はなぜか188センチ、148キロの体が大きく見える。相撲というのは不思議なもので、前に攻め続けると体が一回りも二回りも大きくなっていく。鉄の塊のような体は必要ない。相撲にマッチした理想的な体というのがあるが、それに近くなってきたと思うのは私だけか。不気味な豊昇龍の表情を見ていると、このまま(2度目の優勝まで)行ってしまう予感がする。(元大関・琴風、スポーツ報知評論家)

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