木村文乃＆田中樹、ＷＯＷＯＷ連ドラ主演 関ケ原の戦いから３５年後舞台のサバイバルスリラー 撮影終了後は「生き抜いたな」

刀を手にする姿もりりしい木村文乃と田中樹

　女優の木村文乃（３７）とＳｉｘＴＯＮＥＳの田中樹（２９）が、ＷＯＷＯＷと松竹京都撮影所がタッグを組んだ完全オリジナルの連続ドラマ「Ｉ，ＫＩＬＬ（アイキル）」（５月放送、配信スタート）に主演することが１８日、分かった。

　関ケ原の戦いから３５年後を描いた歴史サバイバルスリラー。人を襲い食らう「群凶」という化け物が発生する中で、血のつながらない娘を守ろうとする元・忍びのお凛（木村）と、人の意識を持ったまま群凶になり幽閉されていた「半群凶」の士郎（田中）が直面する運命や戦いが描かれる。

　昨秋に撮影は終了。木村は「『生き抜いたな』と思いました」と心身をささげた日々を回想し「私のあふれ出て止まらない好奇心と、精神、体力の限界に行き着いた今『これが私の生きる意味だったんだ』と思える作品になった」と明かした。

　田中は日本刀での殺陣や時代劇の所作などに初挑戦。「ダンスでも筋肉痛にならないのに、全身が筋肉痛になったり。普段使う体の筋肉も脳も全く別物だと感じ、グループ活動とはまた違う、いろいろな試行錯誤を繰り返しました」という。「さらに『とある挑戦』をしているので、その部分もぜひ楽しみにしていただければ」と予告した。

　〇…同局の山田雅樹チーフプロデューサーは、木村について「娘を守る母の生きる執念と狂気、そして、その先の美しさを生き生きと表現していただける」と起用理由を説明。田中へのオファーについては「高度な殺陣、アクションも満載で、これまでのご経験を元に、田中さんの高い身体能力や瞬発力を思う存分発揮いただけると思いました」と語った。