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佐々木朗希と同郷で同学年の巨人・堀田賢慎が衝撃の初対決回想「手が出ない。速すぎて」…西舘含め「3人で岩手を盛り上げる」

スポーツ報知 / 2025年1月19日 5時0分

室内練習場で自主トレに励む堀田(カメラ・小林 泰斗)

 巨人・堀田賢慎投手(23)が18日、ポスティングシステムを利用してドジャースと契約合意したロッテ・佐々木朗希投手(23)に負けじと地元・岩手を盛り上げることを誓った。同郷で同学年、19年ドラフト1位同士の2人。G球場での自主トレ後、中学時代から対決していた佐々木の挑戦に「向こう(米国)に行っても活躍するだろうな」とエールを送り、自身は先発枠争いに生き残る覚悟を示した。

 そのひと言に思いを詰め込んだ。「すごいな、本当」。早朝からアーリーワークで汗を流していた堀田のスマホに、朗希のニュースが飛び込んだ。所属先や契約金に目を通し、口を開いた。

 「去年、(岩手・一戸町出身の)西舘勇陽も入ってきましたし(朗希と)3人で岩手を盛り上げられればいいなと思います」

 意識しないはずがない。岩手・花巻市出身の右腕にとって、陸前高田市で育った朗希の存在は特別だった。同じ投手。すごさを知るだけにエールにも気持ちが乗った。「岩手出身で一緒に高卒で入って。投げている球自体が別格で。僕が1軍で投げられなかった時もずっと投げていたし『すごいな』と思いながらずっと見ていた。大谷(翔平)さんにも匹敵するくらいの球を投げる。(メジャーへ)行っても活躍するだろうなと思います」

 2人の出会いは中学3年。硬球と同じ重さ、大きさのゴムボール「Kボール」の大会だった。地区代表の選抜チーム同士で対決し「たしか先発(投手)同士で。僕は打席にも立って、見逃し三振。手が出ない。(球が)速すぎて」。負けじと3回0封と好投したというが結果は敗戦。朗希の剛速球は衝撃的だった。「『すごい投手がいる』と聞いてはいたけど実際見たことはなくて。で、見てみたら想像の倍以上。中3で140キロ? 本当か?と思っていたら球速が出づらいと言われるKボールで145キロ。打席で怖くなった。覚えています」

 その後、それぞれ青森山田、大船渡からドラ1でプロの世界へ。20年4月に右肘じん帯再建術(トミー・ジョン手術)を受けるなど順風満帆といかない中で、朗希は完全試合、23年WBC世界一とスター街道を駆け上がった。堀田は昨季、先発7試合を含む自己最多17登板で3勝3敗、防御率2・45。勝負の6年目に向け「先発枠を争うライバルは何人もいる。負けないように」と開幕ローテ入りを必須条件とした。

 2月の宮崎キャンプは自身3度目の1軍スタートが決定。23年はキャンプインからわずか3日で故障離脱しただけに「それを繰り返さないこと」と言い聞かせている。今オフは走り込みを徹底し「僕より6本ぐらい多く走る」という同期の左腕・井上に食らいつく日々。「毎年キャンプのタイム走はついていくので精いっぱい。ちょっとずつですけど、走れるようになってきている」と今季にかける決意は、行動に乗り移っている。

 久保巡回投手コーチも「堀田、すごく良くなっているよ」と太鼓判を押すブレイク候補。一緒に、岩手を盛り上げる―。令和の怪物の陰に隠れるつもりはない。(堀内 啓太)

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