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静岡ブルーレヴズ地元中学生1800人の前で昨季王者・BL東京撃破 北村、テファレが2トライ

スポーツ報知 / 2025年1月19日 6時5分

前半25分、ブルーレヴズSH北村瞬太郎(中央)が抜け出しトライを奪う

◆ラグビー◇リーグワン 第5節 静岡BR34―28BL東京(18日・ヤマハスタジアム)

  静岡ブルーレヴズが昨季王者で開幕4連勝中だったBL東京を34―28で破った。前半をSH北村瞬太郎(22)の2トライなどでリードして折り返すと、後半には初先発のWTBヴァレンス・テファレ(24)がこの日2トライ目を挙げた。終盤に連続トライを許したものの、6点差で逃げ切った。BL東京戦の勝利はリーグワンでは初めてで、トップリーグ時代の18年以来。次節(2月1日)は東京SGとホームで対戦する。

 レヴズがチャンピオンを倒した。試合終了のホーンと同時に蹴ったSO家村健太(23)のPGは外れたものの、スタンドは大歓声に包まれた。

 リーグワンが始まって4季目で、初めてBL東京に土をつけた。同じヤマハスタジアムで行われた昨季最終戦(5月5日)では、9トライを奪われて20―59。「そこから、この試合に照準を合わせてきた。自分たちのラグビーを出し切った」と藤井雄一郎監督(55)は選手を褒めたたえた。

 チームに勢いをつけたのは、立命大を卒業して1年目の北村だ。前半開始4分で先制トライを許したが、「簡単に取られたので引きずることはなかった」。同10分に強力なスクラムで反則を誘い、ラインアウトモールから抜け出して反撃のトライ。同20分にはテファレが逆転トライを決め、さらに5分後だ。ゴール前のラックから「前がポッカリ空いていた」と北村が一気に飛び出して2トライ目を挙げた。

 守備でもワンチームの結束力を示した。17―14で折り返した後半開始直後に攻め込まれたが、全員がゴール前で粘る。前節(11日)の横浜戦で8トライを許した反省を生かした。スクラムの第一列で奮闘したプロップ山下憲太(25)も、相手のパスをインターセプト。「最初のスクラムで押し勝って『行けるぞ』と思いました」と胸を張った。

 この日は磐田市内の中学生約1800人が一斉観戦していた。そんな10代の若者たちに、地元チーム・レヴズの強さや、ラグビーの面白さをアピールできた。「次の世代にいい刺激を与えることができたかな」とクワッガ・スミス主将(31)はニッコリ。監督も「しっかり勉強して。そしてラグビーをやってほしい」と前途有望な若者たちにメッセージを送った。

 次節の相手は昨季3位の東京SG。試合後のロッカールームで「最高だ!」と盛り上がった勢いを持続し、ホーム・ヤマハでの3連勝を狙う。(里見 祐司)

 〇…岡崎兄弟が同時出場を果たした。後半13分にCTBの弟・颯馬(23)がピッチに立つと、同29分にSHで兄の航大(26)=写真=も出場。両親がスタンドで見つめる前で勝利を飾った。これがリーグデビューとなった弟は「ずっと兄の背中を追ってきた。目標がかなってうれしい」。ラスト5分間、敵陣ゴール前でボールを回して時間を使い、冷静に試合を締めた兄も「でかい勝利です」と笑顔。「次はもっと長い時間プレーできるように」とさらなる前進を誓った。

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