綱取りに臨む豊昇龍が痛恨の２敗目 元大関の正代に敗れる

正代（右）に押し倒しで敗れた豊昇龍（カメラ・清水　武）

◆大相撲初場所８日目（１９日、東京・両国国技館）

　綱取りに臨む大関・豊昇龍（立浪）は、東前頭４枚目で、元大関の正代（時津風）に敗れ、２敗に後退した。過去の対戦成績で１１勝５敗とリードしている相手に苦杯を喫した。前日は、同期生で全勝の西前頭３枚目・王鵬（大嶽）を圧倒し、さらに勢いをつけた印象だったが…。

　先場所は優勝次点で今場所は、優勝もしくは優勝に準じる成績で横綱昇進が濃厚になる。横綱・照ノ富士（伊勢ケ浜）が引退し、豊昇龍が綱取りできなければ、３２年ぶりの横綱空位となる。それを回避するためにはもう負けられない。