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元アメフト戦士・阿龍が4連勝で勝ち越し 立ち合い進化し優勝を目指す

スポーツ報知 / 2025年1月19日 14時5分

大野城(右)を寄り切りで下した阿龍(カメラ・清水 武)

◆大相撲初場所8日目(19日、東京・両国国技館)

 西三段目筆頭・阿龍(中村)が東三段目7枚目・大野城(高田川)を寄り切って4連勝。勝ち越しを決めた。頭から当たった立ち合いで左を差した。じっくり構えた後に引きつけて一気に寄り切った。

 「今場所は立ち合いと手の使い方が良くなったと思います。師匠(中村親方=元関脇・嘉風)からもそこを教わっています。(三段目)優勝は高い目標ですけど、全部勝ちたいですね」と笑顔を見せていた。先場所は3連勝した後に4連敗して負け越し。「嫌な気持ちはあったんですけど、勝ててうれしいです」。

 高校(神奈川県立舞岡高)時代は185センチ、160キロの体を生かしてアメリカンフットボール部のラインメンとして活躍した。立命館大など強豪校の誘いを断って角界入り。「良かったかどうかはわかりませんが、後悔はしてません」。来場所は幕下に上がることが確実。過去2度の幕下挑戦はいずれも負け越し。「とにかく幕下で勝ち越したい」と気合を入れ直していた。

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