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「1歩目には自信があります」坂本勇人2世と名高い巨人ドラ1・石塚裕惺が昨夏見せた「神走塁」

スポーツ報知 / 2025年1月20日 4時55分

ノックを受ける石塚裕惺(カメラ・小林 泰斗)

 巨人のドラフト1位・石塚裕惺内野手(18)=花咲徳栄=が19日、“令和のミスターダブル”襲名への素質を見せた。ジャイアンツタウンスタジアムでの新人合同自主トレに臨み、打撃練習ではコンパクトな振りからの強い打球を見せ、走塁でも積極的な意識を披露した。

 石塚の走塁に対する意識の高さを明確に感じた試合がある。花咲徳栄が昌平と戦った昨夏の埼玉大会決勝は、同点で延長タイブレークに突入。10回の攻撃で無死満塁の三塁走者となった石塚は、三ゴロの間に抜群のスタートで本塁へ突入した。

 そのシーンを振り返り、石塚は言った。「1歩目には自信があります。守っていても、三塁ランナーのスタートが速いチームは嫌ですから」。相手の三塁手は一塁へ送球するしかなく、貴重な勝ち越しのホームを踏んだ。

 昨年は走塁と守備に重きを置いて練習に取り組んだ。「自分が打てなくても、チームが勝てればうれしい。打って負けたときより、いい思いができる」。悔しい敗戦が野球観を変えた。チームに貢献するため、攻走守の全てに集中する。これが、石塚のプレースタイルだ。(アマチュア野球担当・浜木 俊介)

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