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中島健人、初ソロライブで感涙「生きててよかった」…“愛すべき仲間へ”グループ時代の曲も熱唱、タイプロから刺激も

スポーツ報知 / 2025年1月20日 4時0分

MC中に感極まった表情を見せる中島健人

 歌手で俳優の中島健人が19日、東京・有明アリーナで初のソロライブ「KENTO NAKAJIMA 1st Live 2025“N/bias”」(全4公演で6万人動員)のファイナル公演を行った。

 待ちわびた瞬間がやってきた。昨年3月に「Sexy Zone」(現・timelesz)を卒業し、初のソロライブ。銀髪姿の中島は大歓声に迎えられ「388日ぶりのステージです。お待たせ!ようやくここで爆発できます」と自身の真価を発揮することを誓った。

 ソロになっても“ケンティー節”は健在だ。公演前の囲み取材では、「セクシーサンキュー」などの決めぜりふについて「全く死語になってない。もちろん“永続セクシー”なんで」とリップサービス。ライブでは高さ約10メートルのフライングで、会場後方まで移動。“空中MC”を行い「ケンティーシャワー降らせちゃった」と汗を客席に飛ばす仕草を披露。前代未聞の演出で会場の1・5万人をくぎづけにした。

 たたみかけるようにサプライズを連発した。「踊りがハードで(公演中の)2日間で3キロ痩せた“悪魔的セットリスト”」と名付ける公演は全24曲で魅了。中盤には歌手・キタニタツヤとのユニット「GEMN」で、アニメ「推しの子」第2期オープニング主題歌「ファタール」を披露し、盛り上がりは最高潮に。トロッコにも相乗りしたキタニは「人生最初で最後だよ。とんでもない体験をありがとう」とドギマギしながら喜んだ。

 終盤には歓声と笑顔、ペンライトのきらめきで満ちる会場を前にし、頬に涙がつたった。「生きててよかった。アイドルでいられるかなって時期もあったのね。夜眠れない日もあったけど、U:nity(ファンの総称)が愛を与え続けてくれた」と感謝。葛藤や不安は確信に変わり「俺は負ける訳ねえなって。死ぬまでアイドルだわ!」と宣言した。

 アンコールでは、スタンドマイクの前に立ち「今も頑張ってる愛すべき仲間に思いをはせて。届いてるかな」と視線を後方へ送り、グループ時代の人気曲「RUN」を最終公演限定で熱唱。思わぬプレゼントに会場は地鳴りのような歓声に包まれた。

 さらに、4~7月に全国ツアー(東京など7都市)を行うことを発表し「色んなところ巡っちゃうから」と再会を約束。「段階を追ってソロで東京ドームを目指す」という大きな夢へ、葛藤をはねのけてくれたファンの深い愛情、研鑽を積んだアイドルとしてのプライド、全てを原動力に走り続ける。(奥津 友希乃)

 ○…囲み取材では「timelesz」への思いもあふれた。「この間、整体に行ったら聡ちゃん(松島聡)とばったり会って、速攻でハグした」とうれしそうに告白。開催中の新メンバーオーディション“タイプロ”についても「誰が入るか気になるし本当に応援してる」と熱視線を送り、「お互い充実した光を求めている気がしています。めちゃめちゃ刺激を受けてます」とリスペクトを語った。

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