【高校サッカー】藤枝明誠が藤枝ダービーで４発圧勝…５年ぶりベスト４進出…静岡県高校新人戦

藤枝明誠・紅林（右）がボールを浮かせてマークを外し先制ボレーを決めた（カメラ・里見　祐司）

◇サッカー◆静岡県高校新人戦　▽準々決勝　藤枝明誠４－０藤枝東（１９日・藤枝総合陸上競技場）

　準々決勝が行われ、４強が決まった。藤枝明誠は藤枝東を４―０と圧倒。静岡学園との準決勝は２５日に愛鷹多目的競技場で行われる。

　明誠が「藤枝ダービー」を制し、準優勝した２０年以来の４強に駒を進めた。

　身長１６４センチと小柄なＭＦ紅林佑太（２年）が攻撃を引っ張った。前半６分、中盤の競り合いのこぼれ球をゴール前で拾うと、右足で浮かせて相手ＤＦのマークを外し、ボレーで蹴り込んだ。「無意識に出た」というテクニックで先制点を奪うと、同２４分には味方のシュートのこぼれ球を逃さず追加点だ。

　藤枝東には、昨年１１月のプリンスリーグ最終節で敗れた。大勝すればプレミアリーグ・プレーオフに進める可能性もあったが、同じ市内のライバルに阻まれた。先輩たちのためにも「絶対に勝ってやろうと思っていました」。

　４点差の快勝だが、主導権を握られる時間も多かった。「まだ自分たちのサッカーができていない」と紅林。反省を忘れず、次の静学戦に全力を傾ける。