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プロレス10団体参加「日本プロレスリング連盟」、一般社団法人化を発表…「代表理事」高木三四郎、「主たる事務所」は新日本プロレス内

スポーツ報知 / 2025年1月20日 15時30分

記者会見する髙木三四郎代表理事

 新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノアなど国内の主要団体が一致団結し2023年12月に設立を発表した「日本プロレスリング連盟」(UJPW)は20日、都内で記者会見しこのほど「一般社団法人」となったことを発表した。

 これまで任意団体として、被災地を支援する合同興行「ALL TOGETHER」の主催など活動してきたが、今後、プロレス業界全体の発展及びプロレス文化の普及・海外発信という目的をさらに推進するべく、このたび同連盟が参加各団体と強く連携して、他のスポーツに負けないよう、プロレス界の成長を図っていく。

 連盟のスローガンを「プロレスは常に日本の皆様の背中を押すものでありたい」と発表。「理念とビジョン」を「プロレスのイメージの向上」。「プロレスによる社会貢献」。「日本のプロレス文化を世界に発信」。「プロレス市場の拡大」と掲げた。

 代表理事には、DDTなどを運営する「サイバーファイト」の高木三四郎副社長が就任した。主たる事務所は東京・中野区の新日本プロレス内となる。会見には、新日本プロレスの棚橋弘至社長ら理事、正会員となった団体の選手が出席し「一般社団法人化」への思いを明かしていた。

 ◆理事、監事は以下の通り。

 【代表理事】高木三四郎(サイバーファイト副社長)

 【業務執行理事】菅林直樹(新日本プロレス会長)、斎藤了(ドラゴンゲート取締役)、筑前りょう太(九州プロレス理事長)

 【理事】岡本保朗(サイバーファイト社長)、武田有弘(サイバーファイト取締役)、福田剛紀(全日本プロレス社長)、登坂栄児(四ツ葉工芸代表)、三島通義(ガンプロエンターテインメント社長)、木谷高明(ブシロード社長)、棚橋弘至(新日本プロレス社長)、松本仁司(新日本プロレス副社長)、岡田太郎(スターダム代表取締役)、長岡征斗(TMI総合法律事務所。弁護士)

 監事 山田真或(芸能文化税理士法人。公認会計士、税理士)

 この日、報道陣に配られたリリースには、23年12月にUJPW設立が設立した発端は、コロナ禍でプロレス界全体として行政や民間の企業・団体と相対する窓口がないとういう問題に直面し、平時から団体間で横のコミュニケーションをとれる組織の重要性を認識。コロナ禍を乗り切った今だからこそ、今後に向けた取り組みの必要性を痛切に感じ、プロレス団体の枠を超えた窓口を担うために連盟を設立、連携を図ってきた。未曾有の危機の中、正しい情報をいち早く入手し、プロレス業界全体の課題について政府・自治体と協力するため、プロレス業界を統一的に象徴する受け皿になる団体の必要性が強く認識されたこと。

 さらに法人化の目的を「今後より一層ガバナンスを強化し、運営の透明化と社会的信用力の向上を行うため」で「任意団体とは異なって、法人名義で「法律行為」(口座を開設し、固有の財産を保有するなど)ができる」とし「一般社団法人の目的や事業内容には制限がない。引き続き団体間の健全な競争を維持しながらも業界全体の発展を目指す」と掲げていた。

 参加団体は正会員と賛助会員にわかれるが、会員資格を以下の通り発表した。

 【1】入会時点において、プロレスリングに関する事業について、対価を得て定期的かつ継続的に活動している団体(アマチュア団体を除く)を主催または運営していること。

 【2】法人格を有すること。

 【3】所属契約(選手が正会員の主催または運営する団体に専属的かつ継続的に出場し、その対価として正会員から選手に対し、固定の報酬を支払う契約であり、その契約期間が1年以上であるものをいう。ただし雇用、業務委託などの契約形態は問わない)を書面または電磁的方法により締結している選手を1名以上、擁すること。

 【4】直近の事業年度におけるプロレス事業による売り上げが5000万円以上であること。

 【5】第1号に掲げる団体の設立および活動開始より2年以上経過していること。

 【6】所属選手・スタッフの人権尊重はもとより、コンプライアンスを重視していること。

 【7】健全な団体間競争を行いながらも、他の会員との対話と調和を重視し、プロレス界全体の発展を目指すという当法人のビジョンを共有できること。(賛助会員は【3】と【4】は考慮しない)

 今後の活動を「官民連携強化のための取り組み」として「立法府および関係省庁と引き続き対話を行い、定期的に意見交換を行う想定です」とした。さらに「プロレス団体間での共通課題の解決を主軸に据えることを想定しています」とし「安全面・医療面などに関する共通ガイドラインの策定や選手に対する各種の研修の実施を想定しています」と明かした。

◆参加団体(正会員・10団体)

 新日本プロレス(新日本プロレスリング株式会社)、全日本プロレス(オールジャパン・プロレスリング株式会社)、プロレスリング・ノア(株式会社 CyberFight)、DDT プロレスリング(株式会社 CyberFight)、ガンバレ☆プロレス(株式会社 ガンプロエンターテインメント)、大日本プロレス(有限会社四ツ葉工芸)、DRAGONGATE(DRAGONGATE 株式会社)、スターダム(株式会社スターダム)、東京女子プロレス(株式会社 CyberFight)、九州プロレス(NPO法人九州プロレス)

 

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