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日本人投手のメジャー年間最多勝は14年の66勝 同一チームでは02年ドジャースの30勝 ともに更新期待

スポーツ報知 / 2025年1月20日 12時0分

佐々木朗希

 佐々木朗希投手のドジャース入りで、日本人選手で動向が決まっていないのは中日からポスティングシステムでメジャー移籍を目指している小笠原慎之助投手だけとなった。

 ここで日本人投手のメジャーでの過去最多勝を見ると(菅野智之、佐々木、青柳晃洋は日本時代★)

▼メッツ=千賀滉大(23年12勝)

▼オリオールズ=菅野智之(17年17勝★)

▼カブス=今永昇太(24年15勝)

▼タイガース=前田健太(16年16勝)

▼エンゼルス=菊池雄星(23年11勝)

▼パドレス=ダルビッシュ有(12、22年16勝)、松井裕樹(24年4勝)

▼ドジャース=大谷翔平(22年15勝)、山本由伸(24年7勝)、佐々木朗希(24年10勝★)

▼マリナーズ=藤浪晋太郎(23年7勝)

▼フィリーズ=青柳晃洋(21、22年13勝★)

 ベストシーズンを合計すると143勝となる。

 過去の日本人投手の最多勝記録は2014年の66勝。その年は岩隈久志(マリナーズ)が15勝、田中将大(ヤンキース)13勝、黒田博樹(ヤンキース)11勝、ダルビッシュが10勝と4人の2ケタ勝利をマークするなど、8投手で66勝まで積み上げた。

 今季は昨季負傷で登板しなかった大谷に、1試合だけの千賀が復帰する予定。メジャーで2ケタ勝利経験者6人に加え、山本もフルシーズン働けば2ケタは勝てそう。

 移籍の菅野に佐々木も加わって、過去の最多記録66勝どころか、米国以外の国としては一大勢力となる100勝に近い数字を残すではなかろうか。

 ドジャースでは2002年に野茂英雄16勝、石井一久14勝の日本人合計30勝をマークした。こちらの数字もクリアしそうな勢い。今年は日本人投手の白星量産にも期待しようではないか?

 蛭間 豊章(ベースボール・アナリスト)

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