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巨人ドラ1・石塚裕惺に聞いてみた チームメートも驚がくの強肩の秘密

スポーツ報知 / 2025年1月21日 5時40分

ノックを受ける石塚(カメラ・小林 泰斗)

 巨人のドラフト1位・石塚裕惺内野手(18)=花咲徳栄=が20日、ジャイアンツタウンスタジアムで新人合同自主トレに参加。強肩強打の大型遊撃手の矢のような送球に注目したファーム担当の臼井恭香記者が、金の卵の意識の高さを「見た」―。

 石塚の矢のような送球が約50~60メートル先のドラ2浦田(九産大)のグラブ目掛けて伸びていく。最大の特長は距離が延びてもフワッとした山なりの球は投げないこと。強肩強打の遊撃手はテンポ良く、そしてコントロール良く相手に投げ続けた。高校生とは思えない迫力。一体、どんな意識でキャッチボールをしているのかと18歳に聞くと即答した。

 「内野をやっても外野をやっても、野球の試合の中で100メートルを投げることはほとんどない。投げても50メートルか60メートルくらいなので、そこでいかに低くて強い正確なボールを投げられるか。それは中学の時から意識的にやっています」

 遠投は100メートル超。投手経験はほとんどないが、高校時代に球速を計測したところ、130キロ台後半を記録したという。いつも相手を務める浦田も「本当に高校生とは思えないくらい球が強いです。バーンってくる」と大卒ルーキーも驚くばかりだ。数字以上の強さを感じる肩は、驚くことに中学生時代からの普段のキャッチボールの意識の高さで磨かれていた。

 坂本に憧れ、坂本2世と期待される逸材。その素質は、中学生の頃から常に試合を想定し、練習に取り組んできたたまものだろう。打力が注目されがちだが、守備面でも高い潜在能力を持ち合わせている。

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