Ｇ大阪のエースが１０冠達成へ「上回る」決意！昨季１２得点８アシストも「まだまだ足りなかった」

２５年シーズンへの意気込みを語ったG大阪・宇佐美貴史

　サッカーＪ１のＧ大阪は２０日、沖縄キャンプ４日目を行った。元日本代表ＦＷ宇佐美貴史（３２）が取材に応じ、「（昨季を）上回るシーズンにしないといけない」とより一層の活躍を誓った。

　昨季チームはリーグ４位に天皇杯準Ｖと、クラブ通算１０個目のタイトル獲得には一歩及ばず。自身はリーグ１２得点８アシストでベストイレブンに選出されたが、満足はしていない。「チームと個人として成長を出せたシーズン。でも個人としてはまだまだ足りなかった。得点もアシストも、もう少し増やしていれば順位ももっと上にいけた」と悔しさをにじませた。２０２４年１１月の天皇杯決勝（神戸戦・国立）は直前の右太もも裏肉離れでベンチ外。２５年のチーム始動後も別メニュー調整が続いたが「少しずつ上げていっている段階。まだ始まったばかりですし（状態は）２割、３割ほど」と沖縄では本隊に合流しつつ、自らとチームの“昨季超え”へじっくりと準備を進めている。

　今季は２月１４日、Ｃ大阪との“大阪ダービー”（パナスタ）で開幕する。「全員すごく活気を持った状態で迎えられると思う。ホームですし、去年積み上げてきたものを爆発させられれば」と気合十分。因縁の相手を下し、悲願のクラブ１０冠達成へ好発進する。（森口　登生）