フジ社外取締役の文化放送・斉藤社長「会見で『差し控える』という回答が多かった。説明が欲しい」「速やかな調査、行動を」

文化放送

　文化放送の斉藤清人社長による定例社長会見が２１日、東京・浜松町の同局で行われ、一部報道で女性トラブルが報じられている、タレントの中居正広について言及した。

　文化放送はフジ・メディア・ホールディングスの株主であることを踏まえ、斉藤社長は「もちろん株主として、フジテレビの声明や、先週の金曜日に行われた会見などには注目しています。ホームページでは、グループ人権方針でうたわれています」とし「人権方針にうたっていることを、ぜひフジテレビには誠実に実践していただきたい。会見を受けてまだまだ足りていないことがある。我々にも説明が欲しい。私も（会見の内容は）報道で知るしかなかった。あの会見の形はクローズでした。メディアが行う会見としては（開催の方法も）足りていなかった。あまりにも『回答を差し控える』という回答が多かった」との考えを示した。

　斉藤氏はフジ・メディア・ホールディングスとフジテレビの社外取締役を務めている。「フジテレビからは今のところ（詳細の）説明がない。一部の株主がかなり強いトーンでフジ・メディア・ホールディングスに対して申し入れをしました。速やかな調査、行動をお願いしたい。人権にも配慮して、速やかな対応をお願いしたい」と呼び掛けた。