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悪性リンパ腫を公表した青学大の皆渡星七「駅伝界の池江選手になれるかもしれない」…2回目のSNS投稿で

スポーツ報知 / 2025年1月21日 16時42分

青学大の皆渡星七 

 第101回箱根駅伝(2、3日)で2年連続8度目の優勝を果たした青学大駅伝チームの一員で、悪性リンパ腫と診断されたことを公表した皆渡星七(みなわたり・せな、3年)が21日、自身のSNS(note)で2度目の投稿を行った。

 「なぜnoteをはじめたのか」と題して「駅伝界の池江選手になれるかもしれないと思ったから」「この発信を自分への頑張る力にしたいと思ったから」「アスリートと応援してくれる人との関係性」の三つの理由を明かした。

 16年リオ五輪、21年東京五輪、24年パリ五輪の競泳女子日本代表の池江璃花子(24)は19年2月に白血病と診断されたことを公表。20年8月に競技に復帰した。

 皆渡は「がんの診断を受けた直後、私は池江選手の存在から大きな勇気をもらいました。白血病という困難を乗り越え、さらにオリンピック出場という大きな夢を実現された池江選手の姿は、私に『まだ諦めなくていい』という希望を与えてくれました。半ば諦めかけていた箱根駅伝への挑戦も、もう一度目指そうと思えました。自分でも、池江選手のように誰かの『もう一度頑張ってみよう』『あと一日でも前を向こう』そう思えるきっかけを、私も作れるのではないか。そんな思いが、この発信の原点となりました」と記した。

 皆渡は2年だった前回の第100回箱根駅伝で16人の登録メンバー入りを果たした。7区に登録され、当日変更で出番なしとなったが、3年に進級した今季、順調に成長し、昨年6月に5000メートルで13分51秒38の自己ベストを更新。夏合宿では地道な走り込みを重ね、同11月3日の全日本大学駅伝で16人の登録メンバーに名を連ねた。しかし、11月中旬以降、選手寮を離れ、入院した。

 原晋監督(57)は「箱根駅伝前のミーティングに、皆渡は入院先からリモートで参加しました。『走れることは当たり前ではありません。箱根駅伝、頑張ってください』とメンバーを励ましました。第101回箱根駅伝で優勝できたのは皆渡の力がありました」と明かす。今大会に向けて「あいたいね大作戦」を発令した指揮官は「元気になった皆渡がチームに戻ってきた時、初めて『あいたいね大作戦』が完結します」と言葉に力を込めて話す。

 皆渡は2回目の投稿で、家族、チームメート、友人、応援してくれる人々へ感謝の思いを強く伝えている。

 ◆皆渡星七(みなわたり・せな)2004年2月2日、大阪・豊中市生まれ。20歳。22年に関大北陽高から青学大経営学部に入学。2年時の第100回箱根駅伝で16人の登録メンバーに入った。自己ベスト記録は5000メートル13分51秒38、1万メートル28分49秒30、ハーフマラソン1時間3分30秒、30キロ1時間33分35秒。178センチ、60キロ。

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