尊富士が2敗死守で復活V照準 昨年110年ぶり新入幕優勝後にケガ続くも2場所連続10日目で勝ち越し…大相撲初場所
スポーツ報知 / 2025年1月22日 5時30分
◆大相撲初場所10日目(21日、東京・両国国技館)
西前頭11枚目の尊富士が同6枚目の一山本を突き落とし、2敗をキープした。唯一全勝だった同14枚目の金峰山に土がつき、首位と1差に迫った。昨年春場所で110年ぶりの新入幕優勝を飾った尊富士がけがからの復活を告げる2度目の賜杯を狙う。1敗の金峰山を2敗の尊富士、王鵬、千代翔馬の3人が追い、3敗には豊昇龍、大の里、霧島がつける。優勝争いは大混戦となった。
直感が働いた。尊富士は立ち合いで右へと開く。低く突っ込んできた一山本をいなして、突き落とした。「一瞬の判断だったけれど、気配を感じた」。2場所連続となる10日目での勝ち越しにも「特にない」と淡々。取組後に審判部から塩のまき方の注意を受け「(土俵外に)かかったかな」と反省しきりだった。
9日目は日大の先輩である全勝の金峰山に屈して、2差に広げられた。支度部屋では悔しさを言葉にしたが、国技館を出ると「相撲のことは考えなかった」という。いつも通り部屋で過ごし、朝稽古後の昼寝を含めると約11時間睡眠だったという。1差に迫る勝利の理由を「よく眠るので」と言った。
昨年春場所で110年ぶりの新入幕優勝を遂げたが、けがで十両まで落ちた。最近、よく口にするようになったのが「チーム意識」。当面閉鎖となった宮城野部屋が合流し、「一つになってきた。みんなで勝ちにいきたい」と言った。6日目に兄弟子の横綱・照ノ富士の引退後に「チームとして全体を引っ張っていきたい」と決意。苦しんだ経験を経て、意識が変わった。
1敗と2敗の4人で優勝経験があるのは尊富士のみ。八角理事長(元横綱・北勝海)は「ちょうどいい、肩の力が入らない位置にいる。優勝経験があるのは大きいね」と期待。尊富士は今後、上位との対戦にも「楽しみではない」と言う。史上初めてちょんまげ頭で賜杯を抱いた男が虎視たんたんと優勝を狙う。(山田 豊)
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