フジ「Ｎｅｗｓ イット！」ＣＭ見合わせ７５社、ＡＣ差し替え３５０本報じる…青井実アナ「できる限り早期に調査を」

フジテレビ

　２１日放送のフジテレビ系夕方の報道番組「Ｌｉｖｅ　Ｎｅｗｓ　イット！」では、この日、村上誠一郎総務相が中居正広の問題及び社員の関与が報じられた同局会見を受け、閣議後の会見で「早期に調査を」と述べたことを報じた。

　この日の番組では、村上総務相の会見の様子を報じた上で１７日の港浩一社長の会見後、スポンサー企業の間でＣＭ見合わせが２０日までに７５社、ＡＣに差し替えたＣＭ本数が３５０本となったことも報じた。

　その上でキャスターの宮司愛海アナウンサーが桜美林大・西山守准教授の「（社長会見は）一言で言うと、説明不足。何も説明していないとスポンサー企業は感じたのではないか」などの分析を紹介。

　さらに「第三者の弁護士を中心とする調査委員会」での調査としているフジの対応に対する西山氏の見解を報じた上で、ＳＰキャスターの山口真由氏が「第三者の弁護士を中心とする調査委員会というフレーズが様々な疑念を招いてしまった。もし、日弁連のガイドラインから外れるという趣旨であれば、独立性、公表の有無、スピード、どういう調査態勢を考えていたのかを明らかにすべきですし、それと同時に外部弁護士の助言を受けて社内調査が進んでいるということであれば、現在確定している事実と批判を受けての今後の調査態勢も早急に明らかにした方がいいのではないかと思います」と話した。

　これを受け、最後にメインキャスターの青井実アナが「まさに今日、村上総務大臣がこの件について述べてますし、できる限り早期に調査を進める。適切に判断、対応をする。そして、視聴者の皆さんの信頼回復に務めるということがありました。これに尽きると思います」と話した。