社外取締役務めるフリーキャスター、フジのチェック体制に疑問視「ちゃんとやっているのかな？」

フジテレビ

　フリーキャスターで気象予報士としても活躍している根本美緒が２１日、ＴＯＫＹＯ　ＭＸ「堀潤　Ｌｉｖｅ　Ｊｕｎｃｔｉｏｎ」（月～金・午後６時）に生出演。中居正広の女性トラブルに関連してフジテレビの局員と芸能関係者、タレントとの関係性を指摘する一連の報道を受けてコメントした。

　根本は慶大卒業後の２００１年から東北放送で約４年アナウンサーとして勤務した。テレビ局の女子アナをしていた経験から「局員はサラリーマンなので、番組制作スタッフの１人の位置付け。タレントさんはお客様みたいなところもある。お食事に付き合うとか、会社の接待、他の企業ともそんなに変わらないと思う」と私見を述べた。酒席を共にすることには理解を示しつつも「日本全体として、女性が接待するとか、そういう文化自体をやっぱりここで、見直そう、というのが１つ、今回の勉強になったと思う」と話した。

　また現在、企業の社外取締役、社外監査役を務めている観点から「役員会で通っていたんだろうか、というのが気になる」とフジテレビの体制を疑問視。１７日の定例会見で港浩一社長は２３年６月初旬にトラブル発生を認識していたと認め、昨年末に一部報道があるまで女性のプライバシー保護を理由に限られた人員で対応にあたり、スポンサーなどにも報告していなかったとしている。根本は「２３年に社長が把握されていたら、普通はガバナンスされていれば役員会を通して取締役会で話されて報告事項として上がるはずなんですよ。内部監査が（監査を）やって、監査役が監督する責任がある」と指摘。「ちゃんとやっているのかな？　やっていてこれなら、役員の責任は問われますよね。やっていなくてこれなら、会社としておかしいよね、という」と会社のチェック機能自体にも疑問を呈していた。