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【若駒S】3億2000万円馬がクラシックの主役候補へ名乗り上げる!ホープフルSで外枠“不利”跳ね返し4着

スポーツ報知 / 2025年1月22日 6時0分

縦列調教の最後方を走るジュタ(右)(カメラ・高橋 由二)

◆若駒S・リステッド(1月25日、中京・芝2000メートル)

 ディープインパクトを筆頭に数々の名馬が羽ばたいたクラシックの登竜門の一つ、若駒S・L(25日、中京)には、ホープフルS4着のジュタが出陣。ドゥラメンテ産駒の最終世代で、セレクトセール3億2000万円の期待馬が名乗りを上げる。

 出世レースを制し、クラシックの主役候補へ名乗りを上げる。主戦・坂井&矢作厩舎のジュタは、22年のセレクトセール当歳セッションで3億2000万円で落札された期待馬。「勝ってほしいね。ここを勝つと、あとあとが楽になる」と久保助手は勝負の春を見据えた。

 1戦1勝で挑んだホープフルSでは、好位からしぶとく脚を伸ばしてクロワデュノールの4着。キャリア2戦目のG1、18頭立てで外め16番枠の“不利”を跳ね返したのは能力の証明。「経験の差が出たけど、攻め馬も動いていたし、やれると思っていた。期待通り」。その後は一度、放牧に出して春の皐月賞トライアルに備える予定だったが「具合が良さそうなので、もう一回使ってほしい」と同助手が矢作調教師に進言。ここへの出走が決まったという。

 「ホープフルS前はカイバを食べなかったけど、今は残さず食べられている。使った上積みの方が大きい」。この日は栗東・Eコースでの縦列調教で、最後方を折り合いを欠くことなく気持ちよさそうに駆けたように操縦性の高さが武器。「素直で乗りやすい。縦列でも平気だしね」と同助手も目を細めた。

 21年に9歳の若さで死んだドゥラメンテ産駒の最終世代。代表産駒は菊花賞などG13勝のタイトルホルダーや牝馬3冠のリバティアイランドなどがいるが、現3歳世代は重賞未勝利で、目立った活躍馬は出ていない。「クラシックにいけたら理想的だけどね」と期待を込めた同助手。衝撃を残した05年のディープインパクトなど優勝馬に、のちのG1馬の名前が並ぶ当レースを白星で飾り、春2冠の偉大な父の背中を追う。(戸田 和彦)

〈サトノブリジャールは偉大な厩舎先輩に続く〉

 サトノブリジャールが厩舎の“系譜”を受け継ぐ。伯母に国内外G17勝のジェンティルドンナを持ち近親に活躍馬が多い良血馬が、デビュー戦以来、3か月半ぶりの実戦。「脚が伸びて格好良くなった。もう少し幅は欲しいけど、体高も伸びて秋から良くなっている」と、セレクトセールで1億7000万円つけたエピファネイア産駒の成長を伝えた友道調教師は、当レースを過去2勝。09年アンライバルド(皐月賞)、16年マカヒキ(日本ダービー)ともにクラシックを制している。「今の中京の馬場が合うか」とトレーナー。課題を克服できれば、クラシック制覇への視界が広がる。

〈ミッキーゴールドの武器は根性〉

 2戦2勝で駒を進めてきたミッキーゴールド。アルゼンチンのG1馬を母に持ち、22年セレクトセールで1億500万円で取り引きされた良血馬は、デビュー戦を頭差、前走も3/4馬身差で勝ち切ったように接戦での勝負強さが光る。「前走は直線で詰まるようなシーンもありましたが、割ってくるような競馬で抜けてきた。根性は武器になりますね」と池江調教師も高評価した。当レースを13年(リヤンドファミユ)、14年(トゥザワールド)で連覇するなど過去4勝(ほかに06年フサイチジャンク、08年アインラクス)。05年には父・泰郎氏が管理したディープインパクトが勝ったゆかりの深いレース。「クラシックに行きたい馬」。ここをクラシックでの“金メダル”の足がかりにする。

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