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ビニシウス、本領発揮エムバペを称賛「まるで違う選手のよう」…Rマドリード、ザルツブルクに5発快勝

スポーツ報知 / 2025年1月23日 11時35分

◇欧州CL 1次リーグ第7節 Rマドリード5―1ザルツブルク(22日・サンティアゴ・ベルナベウ)

 Rマドリードはブラジル代表FWロドリゴ、同ビニシウス、フランス代表FWエムバペのゴールで大勝した。1次リーグは4勝3敗としたRマドリードは、勝ち点12で16位に浮上。1次リーグは今季から導入された新方式で出場36チームが異なる相手と8試合を行い、上位8チームが自動的に決勝Tに進出。9~24位がプレーオフで残り8枠を争う。プレーオフ出場は決めたRマドリードは、8位レバークーゼンとの差を1とした。

 両者の公式戦初対戦となるザルツブルクを相手に、立ち上がりはシュートを放たれた部分もあった。しかし少しずつ、格の違いを見せ始めた。前半23分、自陣からFWエムバペの縦パスが左で上がるビニシウスへ。ビニシウスのクロスはイングランド代表MFベリンガムの右つま先にわずかに当たって右に流れ、ロドリゴがゴール左へ決めて先制した。さらに同34分、ベリンガムの絶妙ヒールキックから、ロドリゴが右足一閃。右ポスト際に突き刺すゴラッソで追加点を挙げた。

 後半3分には、ロドリゴの縦パスにエムバペが2人のDFに挟まれながらボールを追った。しかしDFがGKへパス。ザルツブルクGKブラスヴィヒはコントロールしようとしたが、諦めずに向かっていたエムバペに奪われ、倒れ込むしかなかった。エムバペはゆっくりと左足で無人のゴール中央へ押し込み、リードを広げた。

 Rマドリードの勢いは続く。後半10分、自軍から絶妙なMFモドリッチの長い縦パスは左サイドへ。パスを受けたビニシウスはドリブルしながらエリアに入り、DFをかわして右足シュートをゴール右中段に突き刺した。さらに同32分、センターサークルでMFブライムディアスからパスを受けたMFバルベルデがドリブルで運び、ビニシウスへ。ビニシウスは軽々とDFをかわし、左足でゴール右へと決めた。チームプレー以上の個々の選手の才能が光る試合になった。

 後半37分には、ザルツブルクのMF川村拓夢がピッチへ。同40分、DFデディックのアシストでMFビストルップが左足ボレーをゴール上段に突き刺し、1点を返した。これだけでもザルツブルグのサポーターは最高の歓声を挙げたが、試合はRマドリードが力の差を見せつける形となった。

 

【MOMに選ばれたビニシウス】

 「僕は前半悪かったし、イエローカードを出されて次の試合に出られなくなったから、MOMに選ばれるとは思わなかった。ロドリが相応しかったし、ジュード(ベリンガム)も良かったのに、僕に投票してくれたファンには感謝しかない。勝利もゴールも、悪いプレーまで僕は嬉しく思う。Rマドリードで100ゴール達成はすごく嬉しい。あと3点でブラジルのロナウドに並べるなんて誇りだ。ロナウドの時代を知っているから夢のようだ。エンバペはまるで違う選手のように変わった。彼がチームに役立つように、僕たちは彼が得点王になるよう協力する。監督は経験が深く、チームの悪い時にどう立て直すか知っている。このチームは簡単に時代を作っていける」

 

【アンチェロッティ監督】

「目的は勝利で良いプレーを心掛けている。最初は少し緩かったが、すぐに改善できた。攻撃陣の質に疑問の余地ない。毎試合で改善を求めているが、決定力は信じられないほどだ。この良いダイナリズムを進めるために努力を尽くしたい。失点に不満はない。ルディガーは良いプレーをし、アラバは戻って来た。アセンシオも良くなっている。今年のカギは全体のプレーを上げること。攻撃陣の質を生かして活躍できるだろう」

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