【卓球全日本】４回戦突破の平野美宇「またゼロからの気持ちで頑張りたい」温泉パワーで８年ぶりの日本一へ

女子シングルス４回戦　打ち返す平野美宇（カメラ・宮崎　亮太）

◆卓球◇全日本選手権　第３日（２３日、東京体育館）

　シングルス４回戦が行われ、女子は１７年に最年少１６歳で制した平野美宇（木下グループ）が、村松愛菜（専修大）に４―０のストレートで勝利し、２４日の５回戦に進出。「（パリ）五輪が終わって初めての全日本なので、またゼロからの気持ちで頑張りたい。（今日は）思い切ったプレーはできたと思うので、全体的な調子は悪くない」とすがすがしい表情で話した。

　１月上旬はＷＴＴ２連戦に挑むなど、年明けからハードスケジュールをこなした平野。帰国後は木原美悠（木下グループ）と温泉に行ったと言い、そのおかげで「時差ボケは結構早く直りました」という。「私は冷たい水と交互に入るのが好きで、暑くなった後に水分をとるときが一番幸せです」とこだわりも明かした。

　昨年のパリ五輪では、女子団体で銀メダルを獲得。２８年ロサンゼルス五輪については「まだあんまり考えていないです」というが、「まずは１試合、１試合頑張りたい」と目の前の試合から確実にこなしていくつもり。「それこそ（五輪を目指すか）決めていないから、いつまでかもわからない。今日終わっても後悔のないようにしたいです」とまずは８年ぶり２度目の日本一から、勝ち取る。