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村上雅則さんメジャー60周年パーティー イチローの殿堂入りに「当然。満票を逃したのは惜しかった」

スポーツ報知 / 2025年1月23日 18時28分

「メジャー60周年記念パーティー」に出席した村上雅則さん

 村上雅則さん(80)の「メジャー60周年記念パーティー」が23日、都内で開催された。

 1964年、留学生としてジャイアンツの1Aでプレー。11勝7敗、防御率1・78の好成績が認められメジャーに昇格。9月1日メッツ戦で日本人初のメジャーリーガーとしてデビュー。2年間で5勝8セーブを挙げた。1995年に野茂英雄投手がデビューするまでただ一人の日本人大リーガーだった。

 元巨人で法政二高の1学年先輩にあたる柴田勲さんが発起人代表として催されたパーティー。村上さんは、日本人初の米野球殿堂入りが決まったイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)に対して「おめでとう。彼の活躍なら殿堂入りは当然。満票にならなかったのは惜しかったね」と話してくれた。

 村上さんとしても日本人が殿堂入りするとは昔から考えもしなかった。米ニューヨーク州クーパーズタウンにある米野球殿堂博物館には、日本人メジャー第1号としてキャップやグラブなどを展示のために送っており、訪ねるたびに「そこで殿堂入りの選手の展示を見るたびに雲の上だった。そんな場所に日本人選手が飾られるなんて感慨深いね」。

 イチロー氏も体が小さな方で、村上さんも渡米したときには活躍できるかと疑問視していたそうだ。「でも彼の努力の積み重ねですね。僕がマリナーズのロッカーに入った時も、他の選手がくつろいでいる中、彼だけトレーニングの手を休めなかったのが印象的でした」と改めてイチロー氏の殿堂入りを喜んでいた。

 ◆村上 雅則 1944年5月6日、山梨県大月市生まれ。1962年、神奈川の法政二高3年時に南海(現ソフトバンク)に入団。1964年サンフランシスコ・ジャイアンツの留学生として渡米。1Aでの好成績からジャイアンツに昇格し9月1日に日本人初のメジャーリーガーとしてデビュー。翌年もジャイアンツに所属し2年間で5勝1敗9セーブをマーク。1966年から南海に戻り、1968年に最高勝率のタイトル。その後阪神、日本ハムでプレーし1982年までNPBで通算566試合に登板し103勝82敗30セーブ。引退後は日本ハム、ダイエー、西武のコーチを歴任。日米交流の橋渡しなど長年の社会貢献活動が認められ、2023年に「マーシャル・グリーン賞」を授与された。

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