【卓球全日本】張本智和 ２８年ロス五輪へ「再スタート」の全日本…自身初の２連覇へ危なげなく５回戦進出

男子シングルス４回戦に勝利した張本智和（カメラ・宮崎　亮太）

◆卓球◇全日本選手権　第３日（２３日、東京体育館）

　シングルス４回戦が行われ、自身初の大会２連覇を目指す張本智和（智和企画）は、坪井勇磨（ＦＰＣ）に４―１で勝利し２４日の５回戦に進出。４ゲーム目を奪われたが「思ったより良い出だしでした。４ゲーム目に少しリードしたとき、気が抜けてしまって少し危なかったですが、最初の３ゲームは良かったと思います。初戦の割には得点もあったし、思い切って振ることもできた」と冷静な様子で振り返った。

　昨年のパリ五輪は、混合ダブルスでまさかの初戦敗退。シングルスは準々決勝で優勝した樊振東（はん・しんとう、中国）に３―４で惜敗。団体は３位決定戦でフランスに２―３で屈し、３種目でメダルを逃した。今大会は張本智にとって「（２８年）ロス（五輪）への再スタート」。「今年、来年、再来年と全て（優勝を）とって、ロスに臨めるように。そのための第一歩だと思うので、まずは今年の優勝を目指して明日も１試合、１試合頑張りたいと思います」と強い気持ちで、戦い抜く。