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「スペシャルパーミッション」で井上尚弥と対戦 挑戦者・金芸俊はWBO以外では世界挑戦資格なし

スポーツ報知 / 2025年1月24日 5時55分

金芸俊

◆プロボクシング ▽WBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)統一戦12回戦 統一王者・井上尚弥―WBO世界同級11位・金芸俊(24日、東京・有明アリーナ)

 世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31)=大橋=に挑戦するWBO同級11位・金芸俊(キム・イェジュン、32)=韓国=が23日、横浜市内で世界戦(24日、有明アリーナ)の前日計量に臨んだ。井上と同じ55・2キロで計量をパスした金は「自信がある」と言い残して会場を後にした。WBO以外では世界挑戦資格の15位以内に入っていないが、日本ボクシングコミッションの安河内剛執行理事は「3団体から世界ランカー相当と認められ、スペシャルパーミッション(特別許可)を与えられた」と説明した。

 韓国人世界王者は、06年12月にWBC世界フェザー級王座を獲得した池仁珍を最後に出ていない。池が07年7月に負傷によりタイトルをはく奪されて以降、17年6か月も世界王者不在で、その間、世界王座に挑戦した選手は3選手のみ。金の世界挑戦は、15年11月にWBC世界ミニマム級王座に挑んだ裴永吉以来で、世界戦での“日韓対決”は13年11月、WBA世界バンタム級王者・亀田興毅が孫正五に判定勝ちして以来、11年2か月ぶりとなる。(谷口 隆俊)

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