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【日本ハム】ドラフト1位・柴田獅子が“G1級”勝負根性をアピール…騎乗体験で「自分もランで1着を狙いたい」

スポーツ報知 / 2025年1月24日 7時13分

競馬学校の生徒たちが見守る中、練習用木馬に乗って体験した日本ハムの柴田(カメラ・山口 泰史)

 日本ハムのドラフト1位・柴田獅子(れお)投手(18)=福岡大大濠高=ら高卒新人4選手が23日、千葉・鎌ヶ谷の2軍施設でJRA競馬学校騎手課程41期生の7人と交流会を行った。木馬を使った騎乗体験でみごとな手綱さばきを見せた二刀流ルーキーは、「自分も(キャンプの)ランで1着を狙いたい」と、“G1級”の勝負根性をアピールした。

 チームの先輩である大谷翔平(ドジャース)に続く二刀流挑戦で注目を集める柴田が、改めて一級品の運動センスを披露した。

 4位の清水大暉投手(18)=前橋商=ら同期生3人に続き、最後に挑戦した騎乗体験。競馬の知識はまったくなく、今回の交流会に備えてキタサンブラック(歌手・北島三郎さんの所有馬で、史上最多タイのG17勝)の名前を覚えただけだが、訓練用木馬にすんなりとまたがると、リズムよく手綱を押して“快走”。華麗に右ムチまでパチンと打ち込んだドラ1右腕は「(3人を)じっくり見ながら。学習能力です」とニヤリ。ただ、中腰の騎乗フォームは野球とは違う筋肉を使うようで、「練習よりキツかった」と、苦笑しながら太ももをさすった。

 同じ千葉県内の白井市にある競馬学校との交流会は、コロナ禍をはさんで6年ぶり13度目の開催。同じ18歳の騎手候補生たちと、お互いの夢なども語り合った。「新鮮でした。みんな明るいし、細く見えるのに筋肉質」と刺激を受けた様子。騎乗体験の後は“本業”の野球で豪快なティー打撃を披露。大好きなバッティングも新人合同自主トレではバットを握るメニューが少ないだけに、「ちょっと多めに振っておきました」と、気持ちよさそうに快音を連発した。

 騎手候補生たちは、卒業後の3月からムチ一本を手に勝負の世界に飛び込む。負けてはいられない。まずは体づくり中心となるプロ1年目だが、「自分も(キャンプで)ポール間のランとかで1着になりたいです」と、将来のエース兼主砲を目指して全力で突っ走るつもりだ。

(星野 和明)

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