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J1清水の鹿児島キャンプがスタート…秋葉監督「ここに来て走らないわけにはいかない」…“地獄”のフィジカル強化を予告

スポーツ報知 / 2025年1月24日 7時25分

横一列に並んで走り込む清水イレブン(カメラ・武藤 瑞基)

 J1清水エスパルスは23日、通算20度目の鹿児島キャンプをスタートした。故障、未合流の選手を除く30人が現地入りし、約90分間、ランニングやシュート練習などのメニューを終えた。秋葉忠宏監督(49)は「ここに来て走らないわけにはいかない」と“地獄”のフィジカル強化を予告。10日間の合宿でJ1仕様の走力、強度に仕上げていく方針だ。

 シーズンの行方を占う貴重な合宿が始まった。清水はこの日、空路で鹿児島入り。午後3時半から穏やかな日差しに包まれたピッチで体を動かした。気温は17度前後まで上昇し、秋葉監督は「これだけ暖かいとキャンプの感じがする」と笑顔。歓迎セレモニーでは鹿児島市などから鹿児島黒牛、黒豚、カンパチなどを贈呈され「苦しいキャンプになると思いますが、しっかり乗り越えて成果が出せるように頑張っていきます」と宣言した。

 今季も走り込みを中心とした“スパルタメニュー”で鍛え上げる。昨季も2部練習をフル活用してスタミナ、走力を強化。その貯金がシーズンに生き、フィジカル面で優位に立ち、J1昇格を果たした。指揮官は「ここに来て走らないわけにはいかない」とニヤリ。「毎日きついかもしれないが、これはメンタルトレーニングと思っている。我慢強さ、忍耐強さ、一体感が養われる」と力説した。

 宿舎では毎晩のミーティングで戦術も落とし込んでいく。既存選手と新戦力の融合も大きなテーマとなる。「寝食を共にするのが大事。しゃべる機会も増えるだろうし、より団結できる」と期待を込めた。

 24日以降の練習日はすべて2部練習で、実戦は27日の韓国・済州ユナイテッドFC戦、最終日の2月1日、J2磐田戦の2試合を予定している。走って、走って、走り抜いて「これだけやったんだから負けるわけない」と胸を張れるメンタルを築き上げていく。

(武藤 瑞基)

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