【巨人】田中将大が坂本勇人とのお立ち台に決意「そこは楽しみにしてること。何とか同じフィールドに」

キャッチボールをする田中将大（カメラ・今成　良輔）

　昨季限りで楽天を退団し、巨人に新加入した田中将大投手（３６）が２４日、ジャイアンツ球場で自主トレを公開した。午前９時過ぎ、全身黒のトレーニングウェアに身を包んでグラウンドに登場し、ＴＶカメラ１０台、報道陣約６０人が見つめる中でランニング、ダッシュ、キャッチボールを丁寧に行って汗を流した。

　午前１０時３０分過ぎに練習を終え、その後に取材対応。小学生時代に兵庫の「昆陽里（こやのさと）タイガース」でチームメート、バッテリーも組んでいた同学年の坂本勇人内野手が、先日の自主トレ後に「一緒にお立ち台に立てたら」と話していたことについて話題が飛ぶと「ジャイアンツ入団が決まった中で、自分自身もそこ（共闘）は楽しみにしていることの一つなので。何とか同じフィールドに立って、お立ち台に上がることができたら。古くから知ってくれている人たちは面白いだろうし、そうできるように頑張りたいなと思います」と力強く語った。

　２４年シーズンこそ右肘手術明けの影響で０勝に終わったが、日米で積み上げてきた勝利数は１９７。チームで投手陣最年長となる背番号１１は「個人としてはやはり１軍の戦力になること。去年何もしていないので、何も大きいことは言えない。チーム内の競争にも勝っていかないといけないので、まずそこからです」と決意を込めた。後輩からどう呼ばれたいかを問われると「好きに呼んでもらえたら。呼びやすいように呼んでほしいです」と柔らかな笑みを浮かべていた。